2直線 $x=3$ と $y=2$ を漸近線とし、点$(1, 1)$ を通る双曲線を表す関数を $y = \frac{ax+b}{cx+d}$ の形で求めよ。

代数学双曲線漸近線分数関数関数の決定
2025/7/22

1. 問題の内容

2直線 x=3x=3y=2y=2 を漸近線とし、点(1,1)(1, 1) を通る双曲線を表す関数を y=ax+bcx+dy = \frac{ax+b}{cx+d} の形で求めよ。

2. 解き方の手順

まず、y=ax+bcx+dy=\frac{ax+b}{cx+d} の形を、漸近線が x=3x=3, y=2y=2 となるように変形します。
y=ac+badccx+dy = \frac{a}{c} + \frac{b - \frac{ad}{c}}{cx+d}
ここで、x=dcx = -\frac{d}{c} が垂直漸近線、y=acy = \frac{a}{c} が水平漸近線になるので、
dc=3-\frac{d}{c} = 3 より d=3cd = -3c
ac=2\frac{a}{c} = 2 より a=2ca = 2c
これらを元の式に代入すると、
y=2cx+bcx3cy = \frac{2cx+b}{cx-3c}
cc で割って
y=2x+bcx3y = \frac{2x+\frac{b}{c}}{x-3}
bc\frac{b}{c}kk とおくと、
y=2x+kx3y = \frac{2x+k}{x-3}
このグラフは点 (1,1)(1, 1) を通るので、x=1,y=1x=1, y=1 を代入すると、
1=2(1)+k13=2+k21 = \frac{2(1)+k}{1-3} = \frac{2+k}{-2}
2=2+k-2 = 2+k
k=4k = -4
したがって、求める関数は
y=2x4x3y = \frac{2x-4}{x-3}

3. 最終的な答え

y=2x4x3y = \frac{2x-4}{x-3}

「代数学」の関連問題

$y = x^2 + 2ax + 2a - 2$ の2次関数で表される放物線Cについて、以下の問いに答える。 (1) $x = -1$ のときの $y$ の値を求める。また、$a = -1$ のときの...

二次関数放物線平方完成二次方程式最大値不等式
2025/7/26

問題は2つあります。 問1は連立方程式 $\begin{cases} x - 2y = 7 \\ y = x - 3 \end{cases}$ を解く問題です。 問2は $\frac{12}{\sqr...

連立方程式有理化平方根
2025/7/26

関数 $f(x) = \frac{3x+2}{x+a}$ に対して、$(f \circ f)(x) = f(x)$ が成り立つような定数 $a$ の値を求める問題です。

合成関数方程式分数関数係数比較
2025/7/26

関数 $f(x) = \frac{ax - 4}{x + 3}$ と $g(x) = \frac{3x + 4}{bx + 2}$ について、合成関数 $(g \circ f)(x) = x$ が成り...

合成関数分数関数方程式逆関数
2025/7/26

$f(x) = 2x - 1$ と $g(x) = x^2 + 2x$ の2つの関数が与えられています。 合成関数 $(g \circ f)(x)$ と $(f \circ g)(x)$ をそれぞれ求...

関数合成関数代数
2025/7/26

$a=-5$、 $b=\frac{1}{6}$ のとき、式 $2(a+7b)-8b$ の値を求めます。

式の計算代入一次式
2025/7/26

2つの関数 $f(x) = 2x - 1$ と $g(x) = ax + b$ が与えられています。合成関数 $(g \circ f)(x) = 4x + 5$ が成り立つとき、定数 $a$ と $b...

合成関数一次関数連立方程式
2025/7/26

与えられた式 $\frac{5}{6}x \times (-4y)$ を計算し、簡略化してください。

式の計算分数文字式
2025/7/26

問題2:$(x-5)(x-4)$ を計算しなさい。 問題3:$a^2 - 4$ を因数分解しなさい。

展開因数分解二次式
2025/7/26

関数 $f(x) = \frac{2}{x}$ と $g(x) = 3x^2 + 1$ が与えられたとき、合成関数 $(g \circ f)(x)$ と $(f \circ g)(x)$ を求める。

合成関数関数代入
2025/7/26