4桁の自然数のうち、ちょうど2種類の数字から成り立っている数の個数を求めます。

数論整数の個数組み合わせ場合の数桁数
2025/7/22

1. 問題の内容

4桁の自然数のうち、ちょうど2種類の数字から成り立っている数の個数を求めます。

2. 解き方の手順

まず、使用する2種類の数字を選びます。
次に、それらの数字を使って4桁の数を作る場合の数を考えます。
ただし、先頭の桁は0であってはいけません。
最後に、すべての組み合わせを合計します。
ステップ1:使用する2つの数字の選び方
0を含む場合と含まない場合に分けて考えます。
0を含む場合:
0と1~9のいずれか1つを選ぶので、9通りです。選んだ2つの数字をa, 0とします。
この時、4桁の整数は a,a,a,0a,a,a,0, a,a,0,0a,a,0,0, a,0,0,0a,0,0,0のようにaと0を並び替えることで作られます。
ただし、千の位は0にはなれないので、a,a,a,0a,a,a,0の並べ方は4通り、a,a,0,0a,a,0,0の並べ方は6通り、a,0,0,0a,0,0,0の並べ方は1通りです。
したがって、0を含む場合の4桁の整数は 9×(4+6+1)=999\times(4+6+1) = 99個あります。
しかし、4+6+1=114+6+1 = 11個は計算ミスです。
0を含む場合:0と1~9のいずれか1つを選ぶので、9C1=9{}_{9}C_{1} = 9通り。
選んだ2つの数字をa,0a, 0とします。
この時、4桁の整数は、少なくとも1つはaaでなければなりません。
aaを1つ、0を3つ使う場合、a000a000の1通り。
aaを2つ、0を2つ使う場合、aa00aa00の並べ方は4!2!2!3!2!=63=3\frac{4!}{2!2!} - \frac{3!}{2!} = 6-3 = 3通り。(全体から0が先頭に来るものを引く。)
aaを3つ、0を1つ使う場合、aaa0aaa0の並べ方は4!3!1=41=3\frac{4!}{3!} - 1 = 4-1 = 3通り。(全体から0が先頭に来るものを引く必要はない。先頭に0が来ることがない)
aaを4つ使う場合、aaaaaaaaの1通り。
合計は1+3+3+1=81 + 3 + 3 + 1 = 8通り。
したがって、0を含む場合の4桁の整数は 9×(1+3+3+1)=9×8=729 \times (1+3+3+1) = 9 \times 8 = 72個です。
計算ミスです。正しくは 9×(1+4!2!2!3!2!+4!3!3!3!+1)=9×(1+63+41+1)=9×(1+3+3+1)=9×8=729 \times (1+ \frac{4!}{2!2!} - \frac{3!}{2!} + \frac{4!}{3!} - \frac{3!}{3!} + 1) = 9 \times (1 + 6-3 + 4-1 + 1) = 9 \times (1 + 3 + 3 + 1) = 9 \times 8 = 72
0を含まない場合:
1~9から2つの数字を選ぶので、9C2=9×82=36{}_{9}C_{2} = \frac{9 \times 8}{2} = 36通りです。選んだ2つの数字をa, bとします。
この時、4桁の整数は、a,a,a,ba,a,a,b, a,a,b,ba,a,b,b, a,b,b,ba,b,b,bのようにaとbを並び替えることで作られます。
aaが1つ、bbが3つの場合4!3!=4\frac{4!}{3!} = 4通り。
aaが2つ、bbが2つの場合4!2!2!=6\frac{4!}{2!2!} = 6通り。
aaが3つ、bbが1つの場合4!3!=4\frac{4!}{3!} = 4通り。
したがって、0を含まない場合の4桁の整数は 36×(4+6+4)=36×14=50436 \times (4+6+4) = 36 \times 14 = 504個です。
ステップ2:合計
72+504=57672 + 504 = 576
ステップ3:重複の修正
それぞれのケースで、同じ数字だけで構成されるパターンを除外していません。例えば、0000はありえませんが、1111なども同様です。それぞれのケースで、少なくとも1つは異なった数字が含まれている必要があります。この条件は既に満たされています。

3. 最終的な答え

576

「数論」の関連問題

自然数 $n$ に対して、$a_n = \sum_{k=1}^{n} k2^{k-1}$ と定義する。 (1) $a_n$ が3の倍数となる条件を求める。 (2) $a_n$ が15の倍数となるような...

数列合同式倍数
2025/7/23

$m$ と $n$ は正の整数で $m < n$ であるとき、$m$ 以上 $n$ 以下の分数で、分母が5で分子が5の倍数でない整数の和を求めよ。

整数の性質分数不等式
2025/7/22

$m, n$ は正の整数で $m < n$ とする。このとき、$m$ 以上 $n$ 以下の分数で、5を分母とし、5の倍数でない整数を分子とするもの全体の和を求めよ。

分数整数数列
2025/7/22

9で割ると4余り、13で割ると8余るような整数のうち、最小の正の整数を求める。

合同式中国剰余定理剰余
2025/7/22

与えられた数(16, 144, 300)について、正の約数の個数をそれぞれ求める。

約数素因数分解整数の性質
2025/7/22

整数全体の集合を $Z$ とするとき、集合 $A = \{9x + 5y \mid x \in Z, y \in Z\}$ と集合 $B = \{7x + 3y \mid x \in Z, y \in...

集合整数の性質線形結合最大公約数合同式
2025/7/22

整数全体の集合を $Z$ とするとき、集合 $A = \{4x+3y | x \in Z, y \in Z\}$ と $B = \{5x+2y | x \in Z, y \in Z\}$ が等しいこと...

集合論整数の性質証明
2025/7/22

問題1:$1000!$ を計算したとき、一の位から続けていくつの0が並ぶか。 問題2:50以下の2桁の正の整数について、 (1) 正の約数の個数がちょうど2個になる整数の個数を求めよ。 (2)...

素因数分解約数の個数階乗素数
2025/7/22

与えられた選択肢の中から、正しいものをすべて選ぶ問題です。 (1) 無理数と有理数の和は常に無理数である。 (2) 無理数と有理数の和は常に有理数である。 (3) 無理数と有理数の積は常に無理数である...

無理数有理数数の性質証明
2025/7/22

与えられた選択肢の中から、正しいものをすべて選ぶ問題です。 各選択肢は以下の通りです。 (1) 無理数と無理数の差は常に無理数である。 (2) 有理数と有理数の差は常に有理数である。 (3) 無理数と...

数の性質有理数無理数四則演算
2025/7/22