まず、与えられた不等式を満たす領域をグラフに図示します。
* x≥0 は y 軸より右側の領域を表します。 * y≥0 は x 軸より上側の領域を表します。 * y≤x+3 は直線 y=x+3 より下側の領域を表します。 * y≤−2x+12 は直線 y=−2x+12 より下側の領域を表します。 これらの不等式を全て満たす領域は、四つの直線で囲まれた領域(四角形)となります。この領域の頂点を求めます。
* y=x+3 と y=−2x+12 の交点を求めます。 x+3=−2x+12 を解くと 3x=9 より x=3 となり、y=3+3=6 となります。交点は (3,6) です。 * y=x+3 と x=0 の交点は、 y=0+3=3 より (0,3) です。 * y=−2x+12 と x=0 の交点は、y=−2(0)+12=12 より (0,12) です。しかし、y≤x+3 を満たさないので、これは領域の頂点ではありません。x=0とy=0との交点は(0,0)です。 * y=−2x+12 と y=0 の交点は、0=−2x+12 を解くと 2x=12 より x=6 となり、(6,0) です。 * y=x+3 と y=0 の交点は、0=x+3 を解くと x=−3 となり (−3,0)です。しかし、x≥0を満たさないので、これは領域の頂点ではありません。 したがって、領域の頂点は (0,0), (0,3), (3,6), (6,0) です。 次に、f(x,y)=x+y とおき、各頂点での値を計算します。 * f(0,0)=0+0=0 * f(0,3)=0+3=3 * f(3,6)=3+6=9 * f(6,0)=6+0=6 これらの値の中で、最大値は 9、最小値は 0 です。