円に内接する四角形ABCDにおいて、$DA = 2AB$, $\angle BAD = 120^\circ$であり、対角線BD, ACの交点をEとする。EはBDを3:4に内分する。 (1) $AB:BC:CD:DA = 1: \boxed{ア} : \boxed{イ} : 2$を求める。 (2) EはACを$\boxed{ウ}:\boxed{エ}$ (最も簡単な整数の比) に内分する。 (3) $BD = \sqrt{\boxed{オ}} AB, AC = \frac{\boxed{カ}}{\sqrt{\boxed{キ}}} AB$を求める。 (4) 円の半径を1とすると、$AB = \sqrt{\frac{\boxed{ク}}{\boxed{ケ}}}$であり、四角形ABCDの面積$S = \frac{\boxed{コ}}{\boxed{サ}} \sqrt{\boxed{シ}}$を求める。

幾何学四角形内接余弦定理トレミーの定理
2025/7/23

1. 問題の内容

円に内接する四角形ABCDにおいて、DA=2ABDA = 2AB, BAD=120\angle BAD = 120^\circであり、対角線BD, ACの交点をEとする。EはBDを3:4に内分する。
(1) AB:BC:CD:DA=1:::2AB:BC:CD:DA = 1: \boxed{ア} : \boxed{イ} : 2を求める。
(2) EはACを:\boxed{ウ}:\boxed{エ} (最も簡単な整数の比) に内分する。
(3) BD=AB,AC=ABBD = \sqrt{\boxed{オ}} AB, AC = \frac{\boxed{カ}}{\sqrt{\boxed{キ}}} ABを求める。
(4) 円の半径を1とすると、AB=AB = \sqrt{\frac{\boxed{ク}}{\boxed{ケ}}}であり、四角形ABCDの面積S=S = \frac{\boxed{コ}}{\boxed{サ}} \sqrt{\boxed{シ}}を求める。

2. 解き方の手順

(1) まず、AB=xAB = xとおくと、DA=2xDA = 2xである。BAD=120\angle BAD = 120^\circなので、余弦定理より
BD2=AB2+AD22ABADcos120=x2+(2x)22x(2x)(12)=x2+4x2+2x2=7x2BD^2 = AB^2 + AD^2 - 2AB \cdot AD \cos 120^\circ = x^2 + (2x)^2 - 2x(2x)(-\frac{1}{2}) = x^2 + 4x^2 + 2x^2 = 7x^2
BD=7xBD = \sqrt{7}x
EはBDを3:4に内分するので、BE=37BD=377xBE = \frac{3}{7}BD = \frac{3\sqrt{7}}{7}x
円に内接する四角形の性質より、BCD=180BAD=180120=60\angle BCD = 180^\circ - \angle BAD = 180^\circ - 120^\circ = 60^\circ
ABEDCE\triangle ABE \sim \triangle DCEより、AB:CD=BE:DE=3:4AB:CD = BE:DE = 3:4, よって CD=43AB=43xCD = \frac{4}{3}AB = \frac{4}{3}x
ADEBCE\triangle ADE \sim \triangle BCEより、AD:BC=DE:BE=4:3AD:BC = DE:BE = 4:3, よって BC=34AD=34(2x)=32xBC = \frac{3}{4}AD = \frac{3}{4}(2x) = \frac{3}{2}x
よってAB:BC:CD:DA=x:32x:43x:2x=1:32:43:2=6:9:8:12AB:BC:CD:DA = x:\frac{3}{2}x:\frac{4}{3}x:2x = 1:\frac{3}{2}:\frac{4}{3}:2 = 6:9:8:12
したがって AB:BC:CD:DA=1:32:43:2AB:BC:CD:DA = 1:\frac{3}{2}:\frac{4}{3}:2なので、=32ア = \frac{3}{2}, =43イ = \frac{4}{3}
これを整数比にすると、AB:BC:CD:DA=6:9:8:12AB:BC:CD:DA = 6:9:8:12.
(2) ABEDCE\triangle ABE \sim \triangle DCEより、AE:CE=BE:DE=3:4AE:CE = BE:DE = 3:4
したがって、EEACAC3:43:4に内分する。
(3) BD=7ABBD = \sqrt{7} AB
ACACについて、ABD\triangle ABDにおいて余弦定理より、
BD2=AB2+AD22ABADcos120=x2+4x22(x)(2x)(12)=7x2BD^2 = AB^2 + AD^2 - 2 AB \cdot AD \cos 120^\circ = x^2 + 4x^2 - 2(x)(2x)(-\frac{1}{2}) = 7x^2
BD=7xBD = \sqrt{7} x
ABC\triangle ABCにおいて余弦定理より、
AC2=AB2+BC22ABBCcosBAC^2 = AB^2 + BC^2 - 2AB \cdot BC \cos B. BC=32xBC = \frac{3}{2}x, AB=xAB = x.
BD=7ABBD = \sqrt{7}ABより、B=θ\angle B = \thetaとすると、D=180θ\angle D = 180^\circ - \theta.
ABCD=BCAD=ACBDAB \cdot CD = BC \cdot AD = AC \cdot BD.
AB=x,BC=32x,CD=43x,DA=2xAB = x, BC = \frac{3}{2}x, CD = \frac{4}{3}x, DA = 2x
ACBD=ADBC+ABCDAC \cdot BD = AD \cdot BC + AB \cdot CD (トレミーの定理)
AC7x=2x32x+x43x=3x2+43x2=133x2AC \cdot \sqrt{7} x = 2x \cdot \frac{3}{2}x + x \cdot \frac{4}{3}x = 3x^2 + \frac{4}{3}x^2 = \frac{13}{3}x^2
AC=1337x=13721xAC = \frac{13}{3\sqrt{7}}x = \frac{13\sqrt{7}}{21}x
AC=13721ABAC = \frac{13\sqrt{7}}{21} AB
(4) 円の半径を1とすると、AB=37AB = \sqrt{\frac{3}{7}}であり、四角形ABCDの面積Sは1383\frac{13}{8} \sqrt{3}である。

3. 最終的な答え

(1) AB:BC:CD:DA=1:32:43:2AB:BC:CD:DA = 1:\frac{3}{2}:\frac{4}{3}:2
(2) 3:43:4
(3) BD=7AB,AC=13721ABBD = \sqrt{7} AB, AC = \frac{13\sqrt{7}}{21} AB
(4) AB=37,S=1383AB = \sqrt{\frac{3}{7}}, S = \frac{13}{8}\sqrt{3}

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