三角形ABCにおいて、$a = \sqrt{2}$、 $B = 135^\circ$、 $C = 15^\circ$のとき、残りの角Aの大きさ、辺bの長さ、辺cの長さを求めよ。

幾何学三角形正弦定理角度辺の長さ三角比
2025/7/23

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、a=2a = \sqrt{2}B=135B = 135^\circC=15C = 15^\circのとき、残りの角Aの大きさ、辺bの長さ、辺cの長さを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、三角形の内角の和は180180^\circなので、角Aの大きさは以下のように求められます。
A=180BC=18013515=30A = 180^\circ - B - C = 180^\circ - 135^\circ - 15^\circ = 30^\circ
次に、正弦定理を用いて辺bの長さを求めます。正弦定理とは、
asinA=bsinB=csinC\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B} = \frac{c}{\sin C}
のことです。この式から、
b=asinBsinA=2sin135sin30b = \frac{a \sin B}{\sin A} = \frac{\sqrt{2} \sin 135^\circ}{\sin 30^\circ}
sin135=sin(18045)=sin45=22\sin 135^\circ = \sin (180^\circ - 45^\circ) = \sin 45^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2}
sin30=12\sin 30^\circ = \frac{1}{2}
したがって、
b=2×2212=2/21/2=2b = \frac{\sqrt{2} \times \frac{\sqrt{2}}{2}}{\frac{1}{2}} = \frac{2/2}{1/2} = 2
最後に、再び正弦定理を用いて辺cの長さを求めます。
c=asinCsinA=2sin15sin30c = \frac{a \sin C}{\sin A} = \frac{\sqrt{2} \sin 15^\circ}{\sin 30^\circ}
sin15=sin(4530)=sin45cos30cos45sin30=22×3222×12=624\sin 15^\circ = \sin (45^\circ - 30^\circ) = \sin 45^\circ \cos 30^\circ - \cos 45^\circ \sin 30^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2} \times \frac{\sqrt{3}}{2} - \frac{\sqrt{2}}{2} \times \frac{1}{2} = \frac{\sqrt{6} - \sqrt{2}}{4}
したがって、
c=2×62412=2(62)2=1222=2322=31c = \frac{\sqrt{2} \times \frac{\sqrt{6} - \sqrt{2}}{4}}{\frac{1}{2}} = \frac{\sqrt{2} (\sqrt{6} - \sqrt{2})}{2} = \frac{\sqrt{12} - 2}{2} = \frac{2\sqrt{3} - 2}{2} = \sqrt{3} - 1
よって、c=31c = \sqrt{3}-1

3. 最終的な答え

A = 3030^\circ
b = 22
c = 31\sqrt{3}-1

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