点A(1, -1, 0)を通り、ベクトル$\vec{u} = (2, -3, 1)$ に平行な直線を$l$とする。 点B(-1, 2, -1)を通り、ベクトル$\vec{v} = (2, 1, 2)$ に平行な直線を$m$とする。 2直線$l$と$m$が交わるかどうかを調べ、交わる場合は交点の座標を求める。

幾何学ベクトル直線交点空間図形
2025/7/23

1. 問題の内容

点A(1, -1, 0)を通り、ベクトルu=(2,3,1)\vec{u} = (2, -3, 1) に平行な直線をllとする。
点B(-1, 2, -1)を通り、ベクトルv=(2,1,2)\vec{v} = (2, 1, 2) に平行な直線をmmとする。
2直線llmmが交わるかどうかを調べ、交わる場合は交点の座標を求める。

2. 解き方の手順

直線llのパラメータ表示は、パラメータをssとして
p=(1,1,0)+s(2,3,1)=(1+2s,13s,s)\vec{p} = (1, -1, 0) + s(2, -3, 1) = (1+2s, -1-3s, s)
直線mmのパラメータ表示は、パラメータをttとして
q=(1,2,1)+t(2,1,2)=(1+2t,2+t,1+2t)\vec{q} = (-1, 2, -1) + t(2, 1, 2) = (-1+2t, 2+t, -1+2t)
2直線が交わるならば、あるssttに対して
1+2s=1+2t1+2s = -1+2t
13s=2+t-1-3s = 2+t
s=1+2ts = -1+2t
が成り立つ。
これを解く。
1番目の式から 2s2t=22s - 2t = -2 すなわち st=1s - t = -1
2番目の式から 3st=3-3s - t = 3
3番目の式は s2t=1s - 2t = -1
s=t1s = t-13st=3-3s - t = 3 に代入すると、
3(t1)t=3-3(t-1) - t = 3
3t+3t=3-3t + 3 - t = 3
4t=0-4t = 0
t=0t = 0
よって s=1s = -1
このとき、
ll上の点は (1+2(1),13(1),1)=(1,2,1)(1+2(-1), -1-3(-1), -1) = (-1, 2, -1)
mm上の点は (1+2(0),2+0,1+2(0))=(1,2,1)(-1+2(0), 2+0, -1+2(0)) = (-1, 2, -1)
3番目の式 s=1+2ts = -1+2ts=1s = -1, t=0t=0 を代入すると 1=1+2(0)-1 = -1 + 2(0)となり、これは成り立つ。
したがって2直線は交わり、交点は(-1, 2, -1)。

3. 最終的な答え

2直線は交わり、交点の座標は(-1, 2, -1)。

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