A県とB県の10か所の観測地点におけるある日の積雪量のデータが与えられています。問題は、(1) A県とB県の積雪量の箱ひげ図を描き、(2) データが中央値の近くに多く集まっているのはA県とB県のどちらか答えることです。

確率論・統計学箱ひげ図データの分析中央値四分位数統計
2025/4/4

1. 問題の内容

A県とB県の10か所の観測地点におけるある日の積雪量のデータが与えられています。問題は、(1) A県とB県の積雪量の箱ひげ図を描き、(2) データが中央値の近くに多く集まっているのはA県とB県のどちらか答えることです。

2. 解き方の手順

(1) 箱ひげ図の作成
箱ひげ図を作成するには、以下の5つの値を求める必要があります。
* 最小値
* 第一四分位数 (Q1)
* 中央値 (Q2)
* 第三四分位数 (Q3)
* 最大値
A県: 23, 18, 28, 14, 25, 19, 32, 21, 16, 25
並び替え: 14, 16, 18, 19, 21, 23, 25, 25, 28, 32
* 最小値: 14
* 最大値: 32
* 中央値: (21+23)/2=22(21 + 23) / 2 = 22
* Q1: (18+19)/2=18.5(18+19)/2 = 18.5
* Q3: (25+25)/2=25(25+25)/2 = 25
B県: 20, 24, 15, 34, 26, 32, 12, 30, 24, 18
並び替え: 12, 15, 18, 20, 24, 24, 26, 30, 32, 34
* 最小値: 12
* 最大値: 34
* 中央値: (24+24)/2=24(24 + 24) / 2 = 24
* Q1: (18+20)/2=19(18+20)/2 = 19
* Q3: (30+32)/2=31(30+32)/2 = 31
これらの値を基に、与えられたグラフ上に箱ひげ図を描きます。
(2) データが中央値の近くに多く集まっている県の判定
箱ひげ図から、箱の長さ(Q3 - Q1)とひげの長さを比較します。箱の長さが短いほど、データが中央値の近くに集まっていると言えます。
A県の箱の長さ: 2518.5=6.525 - 18.5 = 6.5
B県の箱の長さ: 3119=1231 - 19 = 12
A県の箱の長さの方が短いので、A県の方が中央値の近くにデータが集まっていると考えられます。

3. 最終的な答え

(1) 箱ひげ図: 上記の値を基にグラフに箱ひげ図を描いてください。
(2) A県

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