以下の2つの命題の真偽を判定し、正しい組み合わせを選択する問題です。 (1) $a+b$ と $ab$ がともに有理数ならば、$a$ と $b$ もともに有理数である。 (2) $x > y$ ならば、$-x < -y$ である。
2025/7/23
1. 問題の内容
以下の2つの命題の真偽を判定し、正しい組み合わせを選択する問題です。
(1) と がともに有理数ならば、 と もともに有理数である。
(2) ならば、 である。
2. 解き方の手順
(1) と がともに有理数ならば、 と もともに有理数であるかを確認します。
と を解とする2次方程式を考えます。解と係数の関係から、この2次方程式は
となります。
と が有理数なので、この2次方程式の係数は有理数です。しかし、この2次方程式の解 と は必ずしも有理数とは限りません。例えば、、 のとき、 なので、、 となり、 で有理数となります。しかし、, とすると、 より となり、 は無理数になります。したがって、命題(1)は偽です。
(2) ならば、 であるかを確認します。
の両辺に を掛けると、不等号の向きが変わるので、 となります。したがって、命題(2)は真です。
3. 最終的な答え
(1)偽 (2)真
選択肢の中から、(1)が偽で(2)が真の組み合わせを探すと、選択肢2が該当します。
したがって、答えは2です。