周囲1kmの池の周りをAとBの2人が一定の速さで歩く。同時に同じ場所を出発し、反対方向に回ると6分後に出会い、同じ方向に回ると30分後にAがBをちょうど1周追い抜く。AとBの歩く速さをそれぞれ時速で求めよ。

代数学連立方程式速さ距離文章問題
2025/7/24

1. 問題の内容

周囲1kmの池の周りをAとBの2人が一定の速さで歩く。同時に同じ場所を出発し、反対方向に回ると6分後に出会い、同じ方向に回ると30分後にAがBをちょうど1周追い抜く。AとBの歩く速さをそれぞれ時速で求めよ。

2. 解き方の手順

Aの速さを時速 xx km、Bの速さを時速 yy kmとおく。
反対方向に回ると6分後に出会うことから、
6分で2人が進む距離の合計は1kmとなる。6分は660=110\frac{6}{60} = \frac{1}{10}時間なので、
110x+110y=1\frac{1}{10}x + \frac{1}{10}y = 1
x+y=10(1)x + y = 10 \qquad (1)
同じ方向に回ると30分後にAがBを1周追い抜くことから、
30分でAが進む距離はBが進む距離より1km長い。30分は3060=12\frac{30}{60} = \frac{1}{2}時間なので、
12x12y=1\frac{1}{2}x - \frac{1}{2}y = 1
xy=2(2)x - y = 2 \qquad (2)
(1)と(2)の連立方程式を解く。
(1) + (2)より、
2x=122x = 12
x=6x = 6
(1)に代入して、
6+y=106 + y = 10
y=4y = 4
したがって、Aの速さは時速6km、Bの速さは時速4km。

3. 最終的な答え

Aの速さは時速6km、Bの速さは時速4km。

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