(5) 2つのサイコロA, Bを同時に投げるとき、出た目の数の和が10以上となる確率を求める問題。 (6) 生徒120人の家庭学習時間の箱ひげ図から、(i)家庭学習時間が20分以上40分未満の生徒は20人以上いる、(ii)家庭学習時間が70分以下の生徒は60人以上いる、のどちらが正しいか判断する問題。

確率論・統計学確率サイコロ箱ひげ図データの分析
2025/4/4

1. 問題の内容

(5) 2つのサイコロA, Bを同時に投げるとき、出た目の数の和が10以上となる確率を求める問題。
(6) 生徒120人の家庭学習時間の箱ひげ図から、(i)家庭学習時間が20分以上40分未満の生徒は20人以上いる、(ii)家庭学習時間が70分以下の生徒は60人以上いる、のどちらが正しいか判断する問題。

2. 解き方の手順

(5)
2つのサイコロの目の和が10以上になる組み合わせを考える。
A,Bそれぞれのサイコロの目を(A,B)と表すと、
(4,6), (5,5), (5,6), (6,4), (6,5), (6,6)の6通りである。
サイコロの目の出方は全部で6×6=366 \times 6 = 36通りなので、確率は636=16\frac{6}{36} = \frac{1}{6}となる。
(6)
箱ひげ図から、
最小値:35分
第1四分位数:50分
中央値:65分
第3四分位数:75分
最大値:85分
であることがわかる。
(i) 家庭学習時間が20分以上40分未満の生徒は20人以上いる。
箱ひげ図から、最小値が35分なので、家庭学習時間が20分以上の生徒は全員である。しかし、40分未満の生徒が20人以上いるとは断定できない。箱ひげ図の最小値は35分であり、中央値は65分なので、20分以上40分未満の生徒がいるかは箱ひげ図からはわからない。したがって、この記述は箱ひげ図から読み取れるとは言えない。
(ii) 家庭学習時間が70分以下の生徒は60人以上いる。
箱ひげ図の第3四分位数は75分である。第3四分位数とは、データの小さい方から数えて75%に当たる値である。言い換えると、データの大きい方から数えて25%に当たる値である。
生徒全体の人数は120人なので、家庭学習時間が75分より大きい生徒は、
120×25100=30120 \times \frac{25}{100} = 30人である。
したがって、家庭学習時間が75分以下の生徒は、
12030=90120 - 30 = 90人である。
70分以下の生徒は60人以上いるかどうかを判断する必要がある。
箱ひげ図の中央値は65分なので、約半数の生徒は65分以下の学習時間である。
120人の半数は60人なので、65分以下の生徒は60人程度いると推測できる。
70分は65分より大きく75分より小さい。したがって、家庭学習時間が70分以下の生徒は60人以上いると考えられる。

3. 最終的な答え

(5) 16\frac{1}{6}
(6) (ii)

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