与えられた無限級数の値を求める問題です。無限級数は以下の通りです。 $\sum_{k=1}^{\infty} \frac{1}{(k-1)^2}$

解析学無限級数リーマンゼータ関数ゼータ関数級数の収束
2025/7/23

1. 問題の内容

与えられた無限級数の値を求める問題です。無限級数は以下の通りです。
k=11(k1)2\sum_{k=1}^{\infty} \frac{1}{(k-1)^2}

2. 解き方の手順

まず、この級数の添字が1から始まっていることに注意します。k=1k=1のとき、分母は(11)2=0(1-1)^2 = 0となり、定義されません。したがって、この級数は定義されません。
ただし、k=2k=2から始まる級数であれば、計算可能です。つまり、級数が k=21(k1)2\sum_{k=2}^{\infty} \frac{1}{(k-1)^2} の場合を考えます。
このとき、j=k1j = k - 1 とおくと、k=j+1k = j + 1 となり、kkが2から無限大まで動くとき、jjは1から無限大まで動きます。したがって、級数は次のように書き換えられます。
j=11j2\sum_{j=1}^{\infty} \frac{1}{j^2}
この級数は、ζ(2)\zeta(2) と表され、リーマンゼータ関数の s=2s=2 の場合の値です。ζ(2)=n=11n2=π26\zeta(2) = \sum_{n=1}^{\infty} \frac{1}{n^2} = \frac{\pi^2}{6} であることが知られています。

3. 最終的な答え

元の級数 k=11(k1)2\sum_{k=1}^{\infty} \frac{1}{(k-1)^2}k=1k=1 で定義されないため発散します。
もし級数が k=21(k1)2\sum_{k=2}^{\infty} \frac{1}{(k-1)^2} であれば、π26\frac{\pi^2}{6} が答えです。

「解析学」の関連問題

与えられた関数 $y = \log \frac{x \sqrt{2x+1}}{(2x-1)^3}$ の導関数を求める問題です。

導関数対数関数微分
2025/7/23

次の3つの不定積分を求める問題です。 (1) $\int \frac{dx}{1 + \cos x + \sin x}$ (2) $\int \sin^3 x \cos^3 x dx$ (3) $\i...

不定積分三角関数置換積分半角の公式
2025/7/23

関数 $f(x) = x^{3x}$ ($x > 0$) を対数微分法を用いて微分せよ。

微分対数微分法逆関数三角関数
2025/7/23

次の極限値を計算する。 (1) $\lim_{n\to\infty} \frac{\pi}{n} \left( \sin \frac{\pi}{n} + \sin \frac{2\pi}{n} + \...

極限リーマン和積分部分積分定積分
2025/7/23

不定積分 $\int \frac{x^2}{x^2 - x - 6} dx$ を計算する問題です。

不定積分部分分数分解積分
2025/7/23

与えられた関数の2階導関数を求める問題です。 (1) $f(x) = \cos 3x$ (2) $g(x) = e^{-x^2 + 4}$

微分導関数2階導関数三角関数指数関数
2025/7/23

次の不定積分を求めます。 $\int \frac{x^2}{x^3 - x - 6} dx$

不定積分部分分数分解積分計算対数関数arctan
2025/7/23

与えられた6つの関数をそれぞれ微分する問題です。 (3) $\sqrt{x^2 - 5x + 8}$ (4) $\log(x^4 + x^2 + 2)$ (5) $\sin(2x^3 + 1)$ (6...

微分合成関数の微分対数関数三角関数指数関数
2025/7/23

与えられた4つの不定積分を計算します。 (1) $\int \frac{\sqrt{x}}{1+\sqrt{x}} dx$ (2) $\int \frac{1}{1+\sqrt{x^2+1}} dx$...

不定積分置換積分三角関数積分
2025/7/23

曲線 $y = 2e^x$ 上の点Pにおける接線が原点を通るとき、その接線の方程式を求める。

微分接線指数関数方程式
2025/7/23