与えられたデータ $\{37, 31, 38, 27, 41, 35, 30, a\}$ の中央値として何通りの値が考えられるかを求める問題です。

確率論・統計学中央値データの分析場合分け
2025/7/23

1. 問題の内容

与えられたデータ {37,31,38,27,41,35,30,a}\{37, 31, 38, 27, 41, 35, 30, a\} の中央値として何通りの値が考えられるかを求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、与えられたデータを aa を含めずに昇順に並べます:
27,30,31,35,37,38,4127, 30, 31, 35, 37, 38, 41
データは全部で8個あるので、中央値は小さい方から4番目と5番目の値の平均です。
aa の値によって、中央値が変わるので、場合分けして考えます。
(1) a31a \le 31 のとき、データを昇順に並べると
a,27,30,31,35,37,38,41a, 27, 30, 31, 35, 37, 38, 41 となり、中央値は (31+35)/2=33(31 + 35)/2 = 33 です。
a,27,30,31,35,37,38,41a, 27, 30, 31, 35, 37, 38, 41
(2) 31<a3531 < a \le 35 のとき、データを昇順に並べると
27,30,31,a,35,37,38,4127, 30, 31, a, 35, 37, 38, 41 となり、中央値は (a+35)/2(a + 35)/2 です。aa が32から35の整数を取る時、中央値は (32+35)/2=33.5(32+35)/2 = 33.5から(35+35)/2=35(35+35)/2=35まで、0.5刻みで変化します。32から35までaは4通り取り得ます。
(3) 35<a3735 < a \le 37 のとき、データを昇順に並べると
27,30,31,35,a,37,38,4127, 30, 31, 35, a, 37, 38, 41 となり、中央値は (35+a)/2(35 + a)/2 です。aa が36,37の整数を取る時、中央値は (35+36)/2=35.5(35+36)/2 = 35.5から(35+37)/2=36(35+37)/2 = 36まで、0.5刻みで変化します。aは2通り取り得ます。
(4) 37<a3837 < a \le 38 のとき、データを昇順に並べると
27,30,31,35,37,a,38,4127, 30, 31, 35, 37, a, 38, 41 となり、中央値は (35+37)/2=36(35 + 37)/2 = 36 です。
(5) 38<a38 < a のとき、データを昇順に並べると
27,30,31,35,37,38,41,a27, 30, 31, 35, 37, 38, 41, a となり、中央値は (35+37)/2=36(35 + 37)/2 = 36 です。
まとめると、aa の値によって中央値は 33,(a+35)/2,3633, (a+35)/2, 36 のいずれかになります。(a+35)/2(a+35)/2aaの値によって変わる値です。aaの値によって中央値が異なるのは、31<a<=3731<a<=37の範囲の時です。この時のaaの整数値は、32,33,34,35,36,3732,33,34,35,36,37の6通りです。
したがって、中央値として考えられる値は、33,33.5,34,34.5,35,35.5,3633, 33.5, 34, 34.5, 35, 35.5, 36 の7通りです。

3. 最終的な答え

7通り

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