(1) 1等、2等、3等が当たる確率がそれぞれ $\frac{1}{15}, \frac{4}{15}, \frac{9}{15}$ であるくじがある。このくじを1本引くとき、1等または3等が当たる確率を求めよ。ただし、どの2つの等も同時に当たらないとする。 (2) 1から50までの番号がついた50個の玉が入った袋の中から、玉を1個取り出すとき、取り出した玉の番号が3の倍数または5の倍数である確率を求めよ。

確率論・統計学確率排反事象確率の加法定理倍数
2025/7/23

1. 問題の内容

(1) 1等、2等、3等が当たる確率がそれぞれ 115,415,915\frac{1}{15}, \frac{4}{15}, \frac{9}{15} であるくじがある。このくじを1本引くとき、1等または3等が当たる確率を求めよ。ただし、どの2つの等も同時に当たらないとする。
(2) 1から50までの番号がついた50個の玉が入った袋の中から、玉を1個取り出すとき、取り出した玉の番号が3の倍数または5の倍数である確率を求めよ。

2. 解き方の手順

(1)
1等が当たる事象をA、3等が当たる事象をBとする。AとBは排反事象なので、1等または3等が当たる確率は、それぞれの確率の和で求められる。
P(AB)=P(A)+P(B)=115+915=1015=23P(A \cup B) = P(A) + P(B) = \frac{1}{15} + \frac{9}{15} = \frac{10}{15} = \frac{2}{3}
(2)
1から50までの番号がついた玉が入った袋から1個取り出すとき、3の倍数である事象をC、5の倍数である事象をDとする。
3の倍数は、3, 6, 9, ..., 48 の16個。
5の倍数は、5, 10, 15, ..., 50 の10個。
3の倍数かつ5の倍数(15の倍数)は、15, 30, 45 の3個。
3の倍数または5の倍数となる玉の個数は、16 + 10 - 3 = 23個。
求める確率は、2350\frac{23}{50}

3. 最終的な答え

(1) 23\frac{2}{3}
(2) 2350\frac{23}{50}

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