## 解答

その他逆三角関数順列組合せ重複組合せ二項定理確率期待値事象の独立性
2025/7/23
## 解答
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1. 問題の内容

与えられた画像には、いくつかの数学の問題が含まれています。これらの問題を解くことを求められています。具体的には、以下の内容です。

1. 逆三角関数の値を求める。

2. 順列、組合せ、重複組合せの値を求める。

3. 二項展開における特定の項の係数を求める。

4. 1から100までの数字が書かれたカードから1枚引くときの確率を求める。

5. さいころを1回振る時の事象の独立性を判定する。

6. 期待値を求める。

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2. 解き方の手順

順番に問題を解いていきます。
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1. 逆三角関数の値を求める**

(1) arcsin(32)arcsin(\frac{\sqrt{3}}{2})
sin(θ)=32sin(\theta) = \frac{\sqrt{3}}{2} となる θ\theta を求めます。θ\thetaの範囲はπ2θπ2-\frac{\pi}{2} \leq \theta \leq \frac{\pi}{2}です。
したがって、θ=π3\theta = \frac{\pi}{3}です。
(2) arccos(12)arccos(-\frac{1}{2})
cos(θ)=12cos(\theta) = -\frac{1}{2} となる θ\theta を求めます。θ\thetaの範囲は0θπ0 \leq \theta \leq \piです。
したがって、θ=2π3\theta = \frac{2\pi}{3}です。
(3) arctan(13)arctan(-\frac{1}{\sqrt{3}})
tan(θ)=13tan(\theta) = -\frac{1}{\sqrt{3}} となる θ\theta を求めます。θ\thetaの範囲はπ2<θ<π2-\frac{\pi}{2} < \theta < \frac{\pi}{2}です。
したがって、θ=π6\theta = -\frac{\pi}{6}です。
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2. 順列、組合せ、重複組合せの値を求める**

(1) 7P3_7P_3
順列の公式: nPr=n!(nr)!_nP_r = \frac{n!}{(n-r)!}
7P3=7!(73)!=7!4!=7×6×5=210_7P_3 = \frac{7!}{(7-3)!} = \frac{7!}{4!} = 7 \times 6 \times 5 = 210
(2) 5Π4_5\Pi_4
重複順列の公式: nΠr=nr_n\Pi_r = n^r
5Π4=54=625_5\Pi_4 = 5^4 = 625
(3) 6C3_6C_3
組合せの公式: nCr=n!r!(nr)!_nC_r = \frac{n!}{r!(n-r)!}
6C3=6!3!(63)!=6!3!3!=6×5×43×2×1=20_6C_3 = \frac{6!}{3!(6-3)!} = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20
(4) 6H3_6H_3
重複組合せの公式: nHr=n+r1Cr_nH_r = _{n+r-1}C_r
6H3=6+31C3=8C3=8!3!5!=8×7×63×2×1=56_6H_3 = _{6+3-1}C_3 = _8C_3 = \frac{8!}{3!5!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 56
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3. 二項展開における特定の項の係数を求める**

(1) (x+y)5(x+y)^5[x2y3][x^2y^3] の係数
二項定理: (x+y)n=k=0nnCkxnkyk(x+y)^n = \sum_{k=0}^{n} {}_nC_k x^{n-k}y^k
x2y3x^2y^3の係数は、5C3=5!3!2!=5×42×1=10{}_5C_3 = \frac{5!}{3!2!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
(2) (x+y)8(x+y)^8[x5y3][x^5y^3] の係数
x5y3x^5y^3の係数は、8C3=8!3!5!=8×7×63×2×1=56{}_8C_3 = \frac{8!}{3!5!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 56
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4. 確率を求める**

(1) 37以下の数字が書かれたカードを引く確率
1から37までの数字は37個なので、確率は 37100\frac{37}{100}
(2) 37以下でない数字が書かれたカードを引く確率
38から100までの数字は100 - 37 = 63個なので、確率は 63100\frac{63}{100}
(3) 一の位が2または7である数字が書かれたカードを引く確率
一の位が2である数は、2, 12, 22, ..., 92 の10個。
一の位が7である数は、7, 17, 27, ..., 97 の10個。
合計20個なので、確率は 20100=15\frac{20}{100} = \frac{1}{5}
(4) 3の倍数かつ5の倍数である数字が書かれたカードを引く確率
3の倍数かつ5の倍数ということは、15の倍数であること。
15の倍数は、15, 30, 45, 60, 75, 90 の6個。
確率は 6100=350\frac{6}{100} = \frac{3}{50}
(5) 3の倍数または5の倍数である数字が書かれたカードを引く確率
3の倍数は33個(100//3)
5の倍数は20個(100//5)
15の倍数は6個
3の倍数または5の倍数の数は、33 + 20 - 6 = 47個
確率は 47100\frac{47}{100}
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5. 事象の独立性を判定する**

A: 偶数である, B: 3の倍数である, C: 4以下である
(1) AとB
P(A) = 1/2
P(B) = 1/3
P(A∩B) = P(6の倍数) = 16/100 = 4/25
P(A)P(B) = 1/2 * 1/3 = 1/6 = 4.166/25
P(A∩B) ≠ P(A)P(B)なので、独立ではない。
(2) AとC
P(A) = 1/2
P(C) = 4/6 = 2/3
P(A∩C) = P(2,4) = 2/6 = 1/3
P(A)P(C) = 1/2 * 2/3 = 1/3
P(A∩C) = P(A)P(C)なので、独立である。
(3) BとC
P(B) = 1/3
P(C) = 2/3
P(B∩C) = P(3) = 1/6
P(B)P(C) = 1/3 * 2/3 = 2/9
P(B∩C) ≠ P(B)P(C)なので、独立ではない。
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6. 期待値を求める**

(1) 箱を選ぶときの金額の期待値
(100円 x 1個 + 50円 x 3個 + 10円 x 6個) / 10個 = (100 + 150 + 60) / 10 = 310 / 10 = 31円
(2) コインを投げるゲームの期待値
表が出る確率 = 1/2, 裏が出る確率 = 1/2
1回目で表が出た場合:100円
1回目で裏、2回目で表が出た場合:100円
1回目、2回目裏、3回目で表が出た場合:100円
期待値 = (1/2 * 100) + (1/2 * 1/2 * 100) + (1/2 * 1/2 * 1/2 * 100)
= 50 + 25 + 12.5 = 87.5円
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3. 最終的な答え

1. (1) $\frac{\pi}{3}$, (2) $\frac{2\pi}{3}$, (3) $-\frac{\pi}{6}$

2. (1) 210, (2) 625, (3) 20, (4) 56

3. (1) 10, (2) 56

4. (1) $\frac{37}{100}$, (2) $\frac{63}{100}$, (3) $\frac{1}{5}$, (4) $\frac{3}{50}$, (5) $\frac{47}{100}$

5. (1) 独立ではない, (2) 独立である, (3) 独立ではない

6. (1) 31円, (2) 87.5円

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