問題10.1:$\pi < \theta < 2\pi$のとき、$\sin\theta = -\frac{3}{5}$のときの$\cos\theta$と$\tan\theta$の値を求める。 問題10.2:関数 $y = \tan(\theta - \frac{\pi}{4})$のグラフを描く。

幾何学三角関数sincostanグラフ三角比
2025/7/24

1. 問題の内容

問題10.1:π<θ<2π\pi < \theta < 2\piのとき、sinθ=35\sin\theta = -\frac{3}{5}のときのcosθ\cos\thetatanθ\tan\thetaの値を求める。
問題10.2:関数 y=tan(θπ4)y = \tan(\theta - \frac{\pi}{4})のグラフを描く。

2. 解き方の手順

問題10.1:
sin2θ+cos2θ=1\sin^2\theta + \cos^2\theta = 1の関係を利用してcosθ\cos\thetaを求める。
sinθ=35\sin\theta = -\frac{3}{5}なので、
(35)2+cos2θ=1(-\frac{3}{5})^2 + \cos^2\theta = 1
925+cos2θ=1\frac{9}{25} + \cos^2\theta = 1
cos2θ=1925=1625\cos^2\theta = 1 - \frac{9}{25} = \frac{16}{25}
cosθ=±45\cos\theta = \pm\frac{4}{5}
π<θ<2π\pi < \theta < 2\piより、θ\thetaは第3象限または第4象限にある。この範囲ではsinθ\sin\thetaは負の値をとるが、cosθ\cos\thetaは第3象限では負、第4象限では正の値をとる。今回sinθ\sin\thetaが負なので、θ\thetaは第3象限か第4象限である。
問題文の条件π<θ<2π\pi < \theta < 2\pisinθ=35\sin\theta = -\frac{3}{5}よりθ\thetaは第3象限ではないので、cosθ>0\cos\theta >0cosθ=45\cos\theta = \frac{4}{5}となる。
tanθ=sinθcosθ\tan\theta = \frac{\sin\theta}{\cos\theta}なので、
tanθ=3545=34\tan\theta = \frac{-\frac{3}{5}}{\frac{4}{5}} = -\frac{3}{4}
問題10.2:
関数 y=tan(θπ4)y = \tan(\theta - \frac{\pi}{4}) のグラフを描く。これは、y=tanθy = \tan\theta のグラフをθ\theta軸方向にπ4\frac{\pi}{4}だけ平行移動したものである。
y=tanθy = \tan\thetaの漸近線はθ=π2+nπ\theta = \frac{\pi}{2} + n\pinnは整数)であるから、y=tan(θπ4)y = \tan(\theta - \frac{\pi}{4})の漸近線はθπ4=π2+nπ\theta - \frac{\pi}{4} = \frac{\pi}{2} + n\pi、つまりθ=3π4+nπ\theta = \frac{3\pi}{4} + n\pinnは整数)となる。

3. 最終的な答え

問題10.1:
cosθ=45\cos\theta = \frac{4}{5}
tanθ=34\tan\theta = -\frac{3}{4}
問題10.2:
y=tan(θπ4)y = \tan(\theta - \frac{\pi}{4})のグラフ。漸近線はθ=3π4+nπ\theta = \frac{3\pi}{4} + n\pinnは整数)。グラフはy=tanθy = \tan\thetaのグラフをθ\theta軸方向にπ4\frac{\pi}{4}だけ平行移動したもの。

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