ジョーカーなしの52枚のトランプについて、事象Aを偶数、事象Bを絵札(11, 12, 13)とするとき、以下の問題を解く。 * 問11: 事象Aの確率を求める。 * 問12: 事象Bの確率を求める。 * 問13: 事象Aと事象Bが互いに独立かどうかを判定する。

確率論・統計学確率事象独立性トランプ
2025/7/24

1. 問題の内容

ジョーカーなしの52枚のトランプについて、事象Aを偶数、事象Bを絵札(11, 12, 13)とするとき、以下の問題を解く。
* 問11: 事象Aの確率を求める。
* 問12: 事象Bの確率を求める。
* 問13: 事象Aと事象Bが互いに独立かどうかを判定する。

2. 解き方の手順

* 問11: 事象A (偶数) の確率
* 52枚のトランプには、2, 4, 6, 8, 10, 12の6種類の偶数がある。
* 各偶数は4つのスート(ハート、ダイヤ、クラブ、スペード)で存在する。
* したがって、偶数のカードは 6×4=246 \times 4 = 24 枚ある。
* 事象Aの確率: P(A)=2452=613P(A) = \frac{24}{52} = \frac{6}{13}
* 問12: 事象B (絵札) の確率
* 絵札は11 (J), 12 (Q), 13 (K) の3種類。
* 各絵札は4つのスートで存在する。
* したがって、絵札のカードは 3×4=123 \times 4 = 12 枚ある。
* 事象Bの確率: P(B)=1252=313P(B) = \frac{12}{52} = \frac{3}{13}
* 問13: 事象Aと事象Bの独立性
* 事象Aと事象Bが独立であるとは、P(AB)=P(A)×P(B)P(A \cap B) = P(A) \times P(B) が成り立つことである。
* ABA \cap B は、偶数かつ絵札であるカードのこと。すなわち、12 (Q) である。
* 12 (Q) は4つのスートで存在する。したがって、ABA \cap B のカードは4枚。
* P(AB)=452=113P(A \cap B) = \frac{4}{52} = \frac{1}{13}
* P(A)×P(B)=613×313=18169P(A) \times P(B) = \frac{6}{13} \times \frac{3}{13} = \frac{18}{169}
* P(AB)=113=1316918169=P(A)×P(B)P(A \cap B) = \frac{1}{13} = \frac{13}{169} \neq \frac{18}{169} = P(A) \times P(B)
* したがって、事象Aと事象Bは独立ではない。

3. 最終的な答え

* 問11: 613\frac{6}{13}
* 問12: 313\frac{3}{13}
* 問13: 独立ではない

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