(1) 2次方程式 $x^2 - (a+1)x + 4 = 0$ が異なる2つの実数解をもつような実数 $a$ の値の範囲を求める。 (2) 2次方程式 $x^2 + (2k+1)x + 1 = 0$ が異なる2つの実数解をもつような実数 $k$ の値の範囲を求める。

代数学二次方程式判別式不等式実数解
2025/7/24

1. 問題の内容

(1) 2次方程式 x2(a+1)x+4=0x^2 - (a+1)x + 4 = 0 が異なる2つの実数解をもつような実数 aa の値の範囲を求める。
(2) 2次方程式 x2+(2k+1)x+1=0x^2 + (2k+1)x + 1 = 0 が異なる2つの実数解をもつような実数 kk の値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

(1)
2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 が異なる2つの実数解をもつための条件は、判別式 D=b24ac>0D = b^2 - 4ac > 0 である。
この問題では、a=1,b=(a+1),c=4a=1, b=-(a+1), c=4 なので、判別式は
D=((a+1))24(1)(4)=(a+1)216=a2+2a+116=a2+2a15D = (-(a+1))^2 - 4(1)(4) = (a+1)^2 - 16 = a^2 + 2a + 1 - 16 = a^2 + 2a - 15
a2+2a15>0a^2 + 2a - 15 > 0 となる aa の範囲を求める。
(a+5)(a3)>0(a+5)(a-3) > 0
したがって、a<5a < -5 または 3<a3 < a
(2)
2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 が異なる2つの実数解をもつための条件は、判別式 D=b24ac>0D = b^2 - 4ac > 0 である。
この問題では、a=1,b=(2k+1),c=1a=1, b=(2k+1), c=1 なので、判別式は
D=(2k+1)24(1)(1)=4k2+4k+14=4k2+4k3D = (2k+1)^2 - 4(1)(1) = 4k^2 + 4k + 1 - 4 = 4k^2 + 4k - 3
4k2+4k3>04k^2 + 4k - 3 > 0 となる kk の範囲を求める。
(2k+3)(2k1)>0(2k+3)(2k-1) > 0
したがって、k<32k < -\frac{3}{2} または 12<k\frac{1}{2} < k

3. 最終的な答え

(1) a<5,3<aa < -5, 3 < a
(2) k<32,12<kk < -\frac{3}{2}, \frac{1}{2} < k

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