(1) 行列Aの逆行列をガウスの消去法で求める。
まず、行列Aに単位行列を並べた拡大行列を作成する。
101210102∣∣∣100010001 3行目から1行目を引く。
10021−2101∣∣∣10−1010001 3行目に2行目の2倍を加える。
100210101∣∣∣10−1012001 1行目から2行目の2倍を引く。
100010101∣∣∣10−1−212001 1行目から3行目を引く。
100010001∣∣∣20−1−412−101 したがって、行列Aの逆行列は
A−1=20−1−412−101 (2) 行列Bの逆行列を余因子行列を用いた手法で求める。
まず、行列Bの行列式を計算する。
det(B)=1(1∗2−0∗2)−0(0∗2−0∗1)+(−1)(0∗2−1∗1)=2+1=3 次に、行列Bの余因子行列を計算する。
C11=1∗2−0∗2=2 C12=−(0∗2−0∗1)=0 C13=0∗2−1∗1=−1 C21=−(0∗2−(−1)∗2)=−2 C22=1∗2−(−1)∗1=3 C23=−(1∗2−0∗1)=−2 C31=0∗0−(−1)∗1=1 C32=−(1∗0−(−1)∗0)=0 C33=1∗1−0∗0=1 余因子行列は
2−21030−1−21 転置すると
20−1−23−2101 したがって、行列Bの逆行列は
B−1=3120−1−23−2101=2/30−1/3−2/31−2/31/301/3