初項200、公差-6の等差数列 $\{a_n\}$ について、以下の2つの問いに答えます。 (1) 50 は第何項か。 (2) 初項から第何項までの和が最大であるか。また、その和を求めよ。

代数学等差数列数列一般項
2025/7/29
はい、承知いたしました。

1. 問題の内容

初項200、公差-6の等差数列 {an}\{a_n\} について、以下の2つの問いに答えます。
(1) 50 は第何項か。
(2) 初項から第何項までの和が最大であるか。また、その和を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 等差数列の一般項を求めます。一般項の公式は an=a1+(n1)da_n = a_1 + (n-1)d です。
ここで、a1=200a_1 = 200d=6d = -6 を代入すると、an=200+(n1)(6)a_n = 200 + (n-1)(-6) となります。
an=50a_n = 50 となる nn を求めるので、50=200+(n1)(6)50 = 200 + (n-1)(-6) を解きます。
50=2006n+650 = 200 - 6n + 6
6n=200+6506n = 200 + 6 - 50
6n=1566n = 156
n=1566=26n = \frac{156}{6} = 26
したがって、50 は第26項です。
(2) 等差数列の和が最大になるのは、項が正である範囲で和を取る時です。
一般項 ana_n が正となる nn の範囲を求めます。
an=200+(n1)(6)>0a_n = 200 + (n-1)(-6) > 0
2006n+6>0200 - 6n + 6 > 0
206>6n206 > 6n
n<2066=103334.33n < \frac{206}{6} = \frac{103}{3} \approx 34.33
したがって、n34n \le 34 の範囲で an>0a_n > 0 となります。
よって、初項から第34項までの和が最大となります。
等差数列の和の公式は Sn=n2(a1+an)S_n = \frac{n}{2}(a_1 + a_n) です。
S34=342(200+a34)S_{34} = \frac{34}{2}(200 + a_{34}) を計算します。
a34=200+(341)(6)=200+33(6)=200198=2a_{34} = 200 + (34-1)(-6) = 200 + 33(-6) = 200 - 198 = 2
S34=342(200+2)=17(202)=3434S_{34} = \frac{34}{2}(200 + 2) = 17(202) = 3434
したがって、初項から第34項までの和が最大であり、その和は3434です。

3. 最終的な答え

(1) 50は第26項
(2) 初項から第34項までの和が最大で、その和は3434

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