直径が3の円Oにおいて、直径ABを延長してAB=BCとなる点Cをとる。点Cから円Oに接線を引き、接点をTとする。 (1) CTの長さを求める。 (2) ATの長さを求める。 (3) 線分TBを2:1に内分する点をD、直線ADと直線CTとの交点をEとする。このときDEの長さを求める。

幾何学接線方べきの定理三平方の定理余弦定理メネラウスの定理内分点
2025/7/24

1. 問題の内容

直径が3の円Oにおいて、直径ABを延長してAB=BCとなる点Cをとる。点Cから円Oに接線を引き、接点をTとする。
(1) CTの長さを求める。
(2) ATの長さを求める。
(3) 線分TBを2:1に内分する点をD、直線ADと直線CTとの交点をEとする。このときDEの長さを求める。

2. 解き方の手順

(1) CTの長さを求める。
方べきの定理より、CT2=CBCACT^2 = CB \cdot CA が成り立つ。
ABは円の直径なので、AB = 3。
AB = BC なので、BC = 3。
したがって、CA = AB + BC = 3 + 3 = 6。
CT2=36=18CT^2 = 3 \cdot 6 = 18
CT=18=32CT = \sqrt{18} = 3\sqrt{2}
(2) ATの長さを求める。
△OCTは直角三角形であり、OC = OB + BC = 1.5 + 3 = 4.5, OT = 1.5, CT = 323\sqrt{2}
△OTAも直角三角形であり、OT = 1.5, ATを求める。
まず∠COTを求める。tanCOT=CTOT=321.5=22\tan{\angle{COT}} = \frac{CT}{OT} = \frac{3\sqrt{2}}{1.5} = 2\sqrt{2}
cosAOT=cos(πCOT)=cosCOT\cos{\angle{AOT}} = \cos{(\pi - \angle{COT})} = - \cos{\angle{COT}}
cosCOT=OTOC=1.54.5=13\cos{\angle{COT}} = \frac{OT}{OC} = \frac{1.5}{4.5} = \frac{1}{3}
cosAOT=13\cos{\angle{AOT}} = - \frac{1}{3}
余弦定理より、AT2=OA2+OT22OAOTcosAOTAT^2 = OA^2 + OT^2 - 2 OA \cdot OT \cos{\angle{AOT}}
AT2=(1.5)2+(1.5)22(1.5)(1.5)(13)=2.25+2.25+1.5=6AT^2 = (1.5)^2 + (1.5)^2 - 2 (1.5)(1.5) (-\frac{1}{3}) = 2.25 + 2.25 + 1.5 = 6
AT=6AT = \sqrt{6}
(3) DEの長さを求める。
点DはTBを2:1に内分するので、TD:DB=2:1
メネラウスの定理より、△BTCと直線ADにおいて
BDDTTEECCAAB=1\frac{BD}{DT} \cdot \frac{TE}{EC} \cdot \frac{CA}{AB} = 1
12TEEC63=1\frac{1}{2} \cdot \frac{TE}{EC} \cdot \frac{6}{3} = 1
TEEC=1\frac{TE}{EC} = 1
よって、TE = EC
EはTCの中点となる。
TC = 323\sqrt{2} であるから、TE = 322\frac{3\sqrt{2}}{2}
△TDB∽△EDAであるから、
DETD=AETB\frac{DE}{TD}=\frac{AE}{TB}
方べきの定理より CT2=CBCA=36=18CT^2=CB \cdot CA=3 \cdot 6=18,CT=32CT=3\sqrt{2}
BT=OB2+OT2=4.52+1.52=22.5=3102BT = \sqrt{OB^2 + OT^2} = \sqrt{4.5^2+1.5^2}= \sqrt{22.5} = \frac{3\sqrt{10}}{2}
TD=23TB=233102=10TD = \frac{2}{3} TB = \frac{2}{3}\cdot \frac{3\sqrt{10}}{2} = \sqrt{10}
また、CTE\triangle CTEにおいてTE=EC=322TE=EC=\frac{3\sqrt{2}}{2}であり、CT=32CT = 3\sqrt{2}CB=3CB=3BA=3BA=3
TDB\triangle TDBEDA\triangle EDAにおいてTDBD=21\frac{TD}{BD} = \frac{2}{1}TEEC=1\frac{TE}{EC} = 1,
ADBD=ATBT=63102=26310=21515\frac{AD}{BD}=\frac{AT}{BT}=\frac{\sqrt{6}}{\frac{3\sqrt{10}}{2}}=\frac{2\sqrt{6}}{3\sqrt{10}}=\frac{2\sqrt{15}}{15},AETE=DEBD\frac{AE}{TE}=\frac{DE}{BD}
TCCEEAATTDDC=1\frac{TC}{CE} \cdot \frac{EA}{AT} \cdot \frac{TD}{DC} = 1
TDTB=23\frac{TD}{TB}=\frac{2}{3}, BTC=CAB,TCB=TCA\angle BTC=\angle CAB, \angle TCB=TCA,DE=TETD=...DE=TE-TD = ...
別の考え方:
点DはTBを2:1に内分する点なので、座標で考える。
点Tを原点(0,0)、Bを(x,0)とすると、Dは(2x/3,0)になる。
点Aの座標を求める。円の中心Oは(x/2,0), 半径は1.5なので、A(x/2-1.5, 0)

3. 最終的な答え

(1) CTの長さ:323\sqrt{2}
(2) ATの長さ:6\sqrt{6}
(3) DEの長さ:計算中

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