1次変換 $f(\vec{x}) = A\vec{x}$ によって、$\vec{e_1} = \begin{pmatrix} 1 \\ 0 \end{pmatrix}$ と $\vec{e_2} = \begin{pmatrix} 0 \\ 1 \end{pmatrix}$ を2辺とする正方形がどのような図形に写されるかを、以下の2つの行列 $A$ についてそれぞれ図示する。 (1) $A = \begin{pmatrix} 5 & 1 \\ 2 & 4 \end{pmatrix}$ (2) $A = \begin{pmatrix} 2 & 2 \\ 3 & 3 \end{pmatrix}$
2025/7/24
1. 問題の内容
1次変換 によって、 と を2辺とする正方形がどのような図形に写されるかを、以下の2つの行列 についてそれぞれ図示する。
(1)
(2)
2. 解き方の手順
正方形の頂点の座標は である。これらの点をそれぞれ で変換し、写された点を結んでできる図形を描けばよい。
(1) の場合
- は に写る。
- は に写る。
- は に写る。
- は に写る。
したがって、これらの点を結ぶと平行四辺形ができる。
(2) の場合
- は に写る。
- は に写る。
- は に写る。
- は に写る。
したがって、これらの点を結ぶと線分になる。正確には、原点と を結ぶ線分と、 と を結ぶ線分が重なった線分ができる。これは原点と を結ぶ線分になる。
3. 最終的な答え
(1) の解答欄には、 を頂点とする平行四辺形を描く。
(2) の解答欄には、 と を結ぶ線分を描く。