初項が-2, 公差が5の等差数列について、以下の2つの問題を解きます。 (1) 第14項を求める。 (2) 初項から第14項までの和を求める。

代数学等差数列積分不定積分定積分
2025/7/26
## 問題14

1. 問題の内容

初項が-2, 公差が5の等差数列について、以下の2つの問題を解きます。
(1) 第14項を求める。
(2) 初項から第14項までの和を求める。

2. 解き方の手順

(1) 等差数列の第n項 ana_n は、an=a1+(n1)da_n = a_1 + (n-1)dで求められます。ここで、a1a_1は初項、ddは公差です。今回の問題では、a1=2a_1 = -2d=5d = 5n=14n = 14なので、
a14=2+(141)5a_{14} = -2 + (14-1) * 5
となります。
(2) 等差数列の初項から第n項までの和SnS_nは、Sn=n2(a1+an)S_n = \frac{n}{2}(a_1 + a_n)で求められます。今回の問題では、n=14n = 14a1=2a_1 = -2a14a_{14}は(1)で求めた値なので、
S14=142(2+a14)S_{14} = \frac{14}{2}(-2 + a_{14})
となります。

3. 最終的な答え

(1) 第14項:
a14=2+(141)5=2+135=2+65=63a_{14} = -2 + (14-1) * 5 = -2 + 13 * 5 = -2 + 65 = 63
(2) 初項から第14項までの和:
S14=142(2+63)=761=427S_{14} = \frac{14}{2}(-2 + 63) = 7 * 61 = 427
答え: (1) 63, (2) 427
## 問題15

1. 問題の内容

以下の2つの積分問題を解きます。
(1) 不定積分 (12x2+3)dx\int (-\frac{1}{2}x^2 + 3) dx を求める。
(2) 定積分 12(12x2+3)dx\int_{-1}^{2} (-\frac{1}{2}x^2 + 3) dx を求める。

2. 解き方の手順

(1) 不定積分の計算:
(12x2+3)dx=12x2dx+3dx=12x33+3x+C=16x3+3x+C\int (-\frac{1}{2}x^2 + 3) dx = -\frac{1}{2} \int x^2 dx + 3 \int dx = -\frac{1}{2} \cdot \frac{x^3}{3} + 3x + C = -\frac{1}{6}x^3 + 3x + C
ここで、CCは積分定数です。
(2) 定積分の計算:
まず、不定積分を求めます。これは(1)で計算済みです。次に、積分範囲の上端と下端を代入して差を求めます。
12(12x2+3)dx=[16x3+3x]12=(16(2)3+3(2))(16(1)3+3(1))=(86+6)(163)\int_{-1}^{2} (-\frac{1}{2}x^2 + 3) dx = [-\frac{1}{6}x^3 + 3x]_{-1}^{2} = (-\frac{1}{6}(2)^3 + 3(2)) - (-\frac{1}{6}(-1)^3 + 3(-1)) = (-\frac{8}{6} + 6) - (\frac{1}{6} - 3)

3. 最終的な答え

(1) 不定積分:
16x3+3x+C-\frac{1}{6}x^3 + 3x + C
(2) 定積分:
(86+6)(163)=43+616+3=98616=996=932=18232=152(-\frac{8}{6} + 6) - (\frac{1}{6} - 3) = -\frac{4}{3} + 6 - \frac{1}{6} + 3 = 9 - \frac{8}{6} - \frac{1}{6} = 9 - \frac{9}{6} = 9 - \frac{3}{2} = \frac{18}{2} - \frac{3}{2} = \frac{15}{2}
答え: (1) 16x3+3x+C-\frac{1}{6}x^3 + 3x + C, (2) 152\frac{15}{2}

「代数学」の関連問題

与えられた命題を対偶を利用して証明する問題です。 (1) $x+y > a$ ならば「$x > a-b$ または $y > b$」 (2) $x$ についての方程式 $ax + b = 0$ がただ1...

命題対偶論理不等式方程式証明
2025/7/27

A町から16km離れたB町まで行くのに、途中のC町までは時速3kmで歩き、C町からは時速4kmで歩いたところ、4時間30分かかった。A町からC町までの道のりと、C町からB町までの道のりをそれぞれ求める...

連立方程式文章題距離速さ時間
2025/7/27

2次方程式 $2x^2 - 18x + 12 = 0$ を解く問題です。

二次方程式解の公式平方根
2025/7/27

問5:初項が30、第12項までの和が162である等差数列の公差を求めよ。 問6:次の数列の和を求めよ。 (1) 初項3、公差2の等差数列の第100項までの和。 (2) 初項-7、公差-2の等差数列の第...

等差数列数列の和公差
2025/7/27

与えられた3つのベクトル $a = \begin{pmatrix} 1 \\ 0 \\ -2 \end{pmatrix}$, $b = \begin{pmatrix} 3 \\ 2 \\ -1 \en...

線形代数ベクトル1次独立1次従属行列式
2025/7/27

問題は、十の位の数が百の位の数と一の位の数の和に等しい3桁の自然数が11の倍数になることを説明する穴埋め問題です。

整数の性質倍数3桁の自然数代数式
2025/7/27

問題は、実数 $x, y$ について、以下の2つの命題を対偶を用いて証明することです。 (1) $x+y > 5$ ならば「$x > 3$ または $y > 2$」 (2) $y^2 \neq y$ ...

命題対偶不等式実数
2025/7/27

与えられたベクトル $u$ と $v$ の外積 $u \times v$ を計算する問題です。3つの異なるベクトルの組に対して計算を行います。

ベクトル外積線形代数
2025/7/27

不等式 $\frac{9}{a^2} + a^2 \geq 6$ が成り立つことを、相加平均と相乗平均の関係を用いて証明し、等号が成り立つ場合を調べる問題です。ただし、$a \neq 0$ とします。

不等式相加相乗平均証明数式処理
2025/7/27

与えられた行列 $A = \begin{bmatrix} -2 & -4 \\ 1 & 2 \end{bmatrix}$ に対して、 (1) 核 $Ker A$ を求め、図示する。 (2) 像 $Im...

線形代数行列線形写像
2025/7/27