数列 $3, 12, 25, 42, 63, ...$ の一般項 $a_n$ を求める問題です。 ただし、$a_n = \text{ヌ}n^2 + \text{ネ}n - \text{ノ}$ の形式で表す必要があります。

代数学数列一般項二次式階差数列連立方程式
2025/7/24

1. 問題の内容

数列 3,12,25,42,63,...3, 12, 25, 42, 63, ... の一般項 ana_n を求める問題です。
ただし、an=n2+na_n = \text{ヌ}n^2 + \text{ネ}n - \text{ノ} の形式で表す必要があります。

2. 解き方の手順

この数列の階差数列を考えることで、一般項を求めます。
まず、与えられた数列の隣り合う項の差を計算します。
123=912-3=9
2512=1325-12=13
4225=1742-25=17
6342=2163-42=21
得られた階差数列は、9,13,17,21,...9, 13, 17, 21, ... となります。
この階差数列は等差数列であり、公差は139=1713=2117=413-9 = 17-13 = 21-17 = 4です。
階差数列が等差数列であることから、元の数列 ana_nnn の2次式で表されると考えられます。
したがって、an=An2+Bn+Ca_n = An^2 + Bn + C と仮定し、n=1,2,3n=1, 2, 3 のときの値を代入して連立方程式を作ります。
n=1n=1 のとき、a1=A(1)2+B(1)+C=A+B+C=3a_1 = A(1)^2 + B(1) + C = A + B + C = 3
n=2n=2 のとき、a2=A(2)2+B(2)+C=4A+2B+C=12a_2 = A(2)^2 + B(2) + C = 4A + 2B + C = 12
n=3n=3 のとき、a3=A(3)2+B(3)+C=9A+3B+C=25a_3 = A(3)^2 + B(3) + C = 9A + 3B + C = 25
これらの式から、A,B,CA, B, C を求めます。
まず、4A+2B+C=124A + 2B + C = 12 から A+B+C=3A + B + C = 3 を引くと、
3A+B=93A + B = 9 (1)
次に、9A+3B+C=259A + 3B + C = 25 から 4A+2B+C=124A + 2B + C = 12 を引くと、
5A+B=135A + B = 13 (2)
(2) から (1) を引くと、
2A=42A = 4
A=2A = 2
(1) に A=2A=2 を代入すると、
3(2)+B=93(2) + B = 9
6+B=96 + B = 9
B=3B = 3
A+B+C=3A + B + C = 3A=2,B=3A=2, B=3 を代入すると、
2+3+C=32 + 3 + C = 3
5+C=35 + C = 3
C=2C = -2
よって、an=2n2+3n2a_n = 2n^2 + 3n - 2 となります。

3. 最終的な答え

an=2n2+3n2a_n = 2n^2 + 3n - 2

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