* 問題11-1: 行列 $A = \begin{pmatrix} 1 & a \\ 2 & 3 \end{pmatrix}$ が逆行列を持つための $a$ の条件を求め、またその場合の逆行列を求める。 * 問題11-2: 逆行列を利用して、連立方程式 $\begin{cases} 3x + 5y = 2 \\ 5x - 6y = -1 \end{cases}$ を解く。 * 問題11-3: $\begin{pmatrix} 3 \\ 1 \end{pmatrix} = x \begin{pmatrix} 2 \\ 3 \end{pmatrix} + y \begin{pmatrix} -5 \\ 2 \end{pmatrix}$ となる実数 $x, y$ を求める。 * 問題11-4: 次の行列の逆行列があれば求め、なければ「なし」と答える。 * (1) $\begin{pmatrix} 1 & 3 \\ -1 & 2 \end{pmatrix}$ * (2) $\begin{pmatrix} 2 & 1 & 0 \\ 0 & 1 & -1 \\ 0 & 0 & 3 \end{pmatrix}$ * (3) $\begin{pmatrix} 3 & 1 & 1 \\ 0 & 0 & 2 \\ 0 & 0 & 1 \end{pmatrix}$ * (4) $\begin{pmatrix} 1 & 1 & 0 \\ 0 & 3 & 2 \\ -1 & 0 & 2 \end{pmatrix}$
2025/7/24
はい、承知いたしました。問題集の数学の問題を解いていきます。
1. **問題の内容**
* 問題11-1: 行列 が逆行列を持つための の条件を求め、またその場合の逆行列を求める。
* 問題11-2: 逆行列を利用して、連立方程式 を解く。
* 問題11-3: となる実数 を求める。
* 問題11-4: 次の行列の逆行列があれば求め、なければ「なし」と答える。
* (1)
* (2)
* (3)
* (4)
2. **解き方の手順**
* 問題11-1:
* 行列 が逆行列を持つための条件は、行列式 であること。
*
* より、。
* 逆行列は 。
* 問題11-2:
* 連立方程式を行列で表すと、。
* 行列 の行列式は 。
* 。
* 。
* 問題11-3:
* を成分ごとに書くと、。
* 連立方程式を解く。1つ目の式を3倍、2つ目の式を2倍すると、。
* 上の式から下の式を引くと、 より、。
* より、。よって、。
* 問題11-4:
* (1) の行列式は 。逆行列は 。
* (2) の行列式は 。逆行列は 。
* (3) の行列式は 0。逆行列は「なし」。
* (4) の行列式は 。逆行列は 。
3. **最終的な答え**
* 問題11-1: のとき、 。
* 問題11-2: , 。
* 問題11-3: , 。
* 問題11-4:
* (1)
* (2)
* (3) なし
* (4)