2つの直線 $y = x + 4$ (直線①) と $y = -x + 8$ (直線②) がある。直線①と②の交点をA、直線②と$x$軸の交点をBとする。点Aから$x$軸に下ろした垂線の足をCとする。線分AB上に点Pを取り、点Pから$x$軸に下ろした垂線の足をQとする。 (1) 点Aと点Bの座標をそれぞれ求めよ。 (2) 台形ACQPの面積が16であるとき、点Pの座標を求めよ。

幾何学座標平面直線交点台形面積連立方程式
2025/7/25

1. 問題の内容

2つの直線 y=x+4y = x + 4 (直線①) と y=x+8y = -x + 8 (直線②) がある。直線①と②の交点をA、直線②とxx軸の交点をBとする。点Aからxx軸に下ろした垂線の足をCとする。線分AB上に点Pを取り、点Pからxx軸に下ろした垂線の足をQとする。
(1) 点Aと点Bの座標をそれぞれ求めよ。
(2) 台形ACQPの面積が16であるとき、点Pの座標を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点Aの座標を求める。
点Aは直線①と直線②の交点なので、連立方程式
y=x+4y = x + 4
y=x+8y = -x + 8
を解けば良い。x+4=x+8x + 4 = -x + 8 より、2x=42x = 4 なので、x=2x = 2y=2+4=6y = 2 + 4 = 6
したがって、点Aの座標は(2, 6)。
点Bの座標を求める。
点Bは直線②とxx軸の交点なので、y=x+8y = -x + 8y=0y = 0 を代入すると、 0=x+80 = -x + 8。よって、x=8x = 8
したがって、点Bの座標は(8, 0)。
(2) 点Pの座標を求める。
点Pは線分AB上にあるので、点Pのxx座標をttとすると、直線②の式に代入して、y=t+8y = -t + 8。つまり、点Pの座標は(t,t+8)(t, -t + 8)
点Aのxx座標は2なので、ACの長さは6。PQの長さはt+8-t + 8。CQの長さはt2t - 2
台形ACQPの面積は、
12(AC+PQ)×CQ=12(6+(t+8))×(t2)=12(14t)(t2)\frac{1}{2}(AC + PQ) \times CQ = \frac{1}{2}(6 + (-t + 8)) \times (t - 2) = \frac{1}{2}(14 - t)(t - 2)
これが16になるので、
12(14t)(t2)=16\frac{1}{2}(14 - t)(t - 2) = 16
(14t)(t2)=32(14 - t)(t - 2) = 32
14t28t2+2t=3214t - 28 - t^2 + 2t = 32
t2+16t60=0-t^2 + 16t - 60 = 0
t216t+60=0t^2 - 16t + 60 = 0
(t6)(t10)=0(t - 6)(t - 10) = 0
t=6t = 6 または t=10t = 10
点Pは線分AB上にあるので、2t82 \leq t \leq 8。したがって、t=6t = 6
点Pのyy座標はt+8=6+8=2-t + 8 = -6 + 8 = 2
よって、点Pの座標は(6, 2)。

3. 最終的な答え

(1) A(2, 6), B(8, 0)
(2) (6, 2)

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