平行四辺形ABCDにおいて、対角線の交点をOとする。Oを通る直線が辺AB, CDと交わる点をそれぞれE, Fとする。このとき、OE = OFとなることを証明する。

幾何学平行四辺形合同証明対頂角対角線
2025/4/4

1. 問題の内容

平行四辺形ABCDにおいて、対角線の交点をOとする。Oを通る直線が辺AB, CDと交わる点をそれぞれE, Fとする。このとき、OE = OFとなることを証明する。

2. 解き方の手順

まず、平行四辺形の性質を確認します。平行四辺形では、
* 対角線は互いに他を二等分する
* 対辺は平行である
この問題では、以下の手順で証明します。

1. $\triangle OAE$ と $\triangle OCF$ において、合同条件を示す。

2. 合同条件から、対応する辺の長さが等しいことを示す。

それでは、証明を始めます。
OAE\triangle OAEOCF\triangle OCF において、
対頂角は等しいので、
AOE=COF\angle AOE = \angle COF ...(1)
平行四辺形の対角線は互いに他を二等分するので、
OA=OCOA = OC ...(2)
平行四辺形の対辺は平行なので、AB//CDAB // CD である。よって、錯角は等しいので、
EAO=FCO\angle EAO = \angle FCO ...(3)
(1), (2), (3)より、1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しいので、
OAEOCF\triangle OAE \equiv \triangle OCF
したがって、対応する辺の長さは等しいので、
OE=OFOE = OF

3. 最終的な答え

OE=OFOE = OF

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