平行四辺形ABCDにおいて、対角線の交点をO、辺BCの中点をE、線分AEとBDの交点をFとする。このとき、線分AF:FEの比と、三角形AFOと平行四辺形ABCDの面積比を求める。

幾何学平行四辺形相似メネラウスの定理面積比
2025/4/12

1. 問題の内容

平行四辺形ABCDにおいて、対角線の交点をO、辺BCの中点をE、線分AEとBDの交点をFとする。このとき、線分AF:FEの比と、三角形AFOと平行四辺形ABCDの面積比を求める。

2. 解き方の手順

まず、AF:FEを求める。
* 平行四辺形の性質より、BO=ODBO = OD
* EはBCの中点なので、BE=ECBE = EC
* BEF\triangle BEFDAF\triangle DAFにおいて、
* EBF=FDA\angle EBF = \angle FDA(平行線の錯角)
* BEF=DAF\angle BEF = \angle DAF(平行線の錯角)
よって、BEFDAF\triangle BEF \sim \triangle DAF
* したがって、BF:DF=BE:DABF:DF = BE:DA。ここで、DA=BCDA = BCであり、BE=12BCBE = \frac{1}{2}BCなので、BE:DA=BE:BC=12BC:BC=1:2BE:DA = BE:BC = \frac{1}{2}BC:BC = 1:2
* よって、BF:DF=1:2BF:DF = 1:2より、BF:BD=1:3BF:BD = 1:3
次に、ABF\triangle ABFと直線AEについて、メネラウスの定理を用いると、
BEECCOOAAFFB=1\frac{BE}{EC} \cdot \frac{CO}{OA} \cdot \frac{AF}{FB} = 1
BE=ECBE = ECなのでBEEC=1\frac{BE}{EC} = 1であり、CO=OACO = OAなのでCOOA=1\frac{CO}{OA} = 1
よって、AFFEEBBCCDDA=1\frac{AF}{FE} \cdot \frac{EB}{BC} \cdot \frac{CD}{DA} = 1である。
* AFFB=1\frac{AF}{FB} = 1である。
* AFFE=BOODBEECCAAODAAB=1\frac{AF}{FE} = \frac{BO}{OD} \cdot \frac{BE}{EC} \cdot \frac{CA}{AO} \cdot \frac{DA}{AB} = 1なのでAFFB=1\frac{AF}{FB} = 1
BEFDAF\triangle BEF \sim \triangle DAFより、AF:FE=AD:BE=BC:12BC=2:1AF:FE = AD:BE = BC : \frac{1}{2}BC = 2:1
したがって、AF:FE=3:1AF:FE = 3:1となる。
次に、AFO:ABCD\triangle AFO : \square ABCDを求める。
* ABD=12ABCD\triangle ABD = \frac{1}{2} \square ABCD
* AFO=AFAEAOADABD\triangle AFO = \frac{AF}{AE} \cdot \frac{AO}{AD} \triangle ABD
* AFAE=AFAF+FE=33+1=34\frac{AF}{AE} = \frac{AF}{AF+FE} = \frac{3}{3+1} = \frac{3}{4}
* AOAO=12\frac{AO}{AO} = \frac{1}{2}
AFO=3412ABD=38ABD=3812ABCD=316ABCD\triangle AFO = \frac{3}{4} \cdot \frac{1}{2} \triangle ABD = \frac{3}{8} \triangle ABD = \frac{3}{8} \cdot \frac{1}{2} \square ABCD = \frac{3}{16} \square ABCD
よって、AFO:ABCD=3:16\triangle AFO : \square ABCD = 3:16

3. 最終的な答え

AF:FE = 3:1
\triangleAFO : \squareABCD = 3:16

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