2次方程式 $x^2 - kx - k + 8 = 0$ が異なる2つの正の実数解をもつような、$k$ の値の範囲を求める問題です。

代数学二次方程式判別式解の条件解の範囲
2025/7/25

1. 問題の内容

2次方程式 x2kxk+8=0x^2 - kx - k + 8 = 0 が異なる2つの正の実数解をもつような、kk の値の範囲を求める問題です。

2. 解き方の手順

2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 が異なる2つの実数解を持つ条件は、判別式 D=b24ac>0D = b^2 - 4ac > 0 であることです。
また、2つの解がともに正である条件は、
(1) 判別式 D>0D > 0
(2) 解の和 >0> 0
(3) 解の積 >0> 0
の3つが成り立つことです。
与えられた2次方程式 x2kxk+8=0x^2 - kx - k + 8 = 0 について、
a=1a = 1, b=kb = -k, c=k+8c = -k + 8 なので、
(1) 判別式 D>0D > 0 を求めます。
D=(k)24(1)(k+8)=k2+4k32>0D = (-k)^2 - 4(1)(-k + 8) = k^2 + 4k - 32 > 0
(k+8)(k4)>0(k + 8)(k - 4) > 0
よって、k<8k < -8 または k>4k > 4
(2) 解の和 >0> 0 を求めます。
解の和は ba=k1=k>0-\frac{b}{a} = -\frac{-k}{1} = k > 0
よって、k>0k > 0
(3) 解の積 >0> 0 を求めます。
解の積は ca=k+81=k+8>0\frac{c}{a} = \frac{-k + 8}{1} = -k + 8 > 0
よって、k<8k < 8
(1), (2), (3) の条件をすべて満たす kk の範囲を求めます。
k<8k < -8 または k>4k > 4
k>0k > 0
k<8k < 8
したがって、4<k<84 < k < 8 となります。

3. 最終的な答え

4<k<84 < k < 8

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