## 1. 問題の内容

代数学命題対偶有理数連立方程式平方根
2025/7/25
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1. 問題の内容

(1) 命題「n2n^2が3の倍数でないならば、nnは3の倍数でない」を証明するために、空欄を埋める問題です。
(2) 等式 (3+23)p(23)q+143=0(3+2\sqrt{3})p - (2-\sqrt{3})q + 1 - 4\sqrt{3} = 0 を満たす有理数 p,qp, q の値を求める問題です。
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2. 解き方の手順

### (1) の問題
**証明の穴埋め**
元の命題の**対偶**を考える。
対偶は「nnが3の倍数ならば、n2n^2は3の倍数」となる。
nnが3の倍数であるから、ある整数kkを用いて
n=3kn = 3k と表される。
このとき n2=(3k)2=9k2=3(3k2)n^2 = (3k)^2 = 9k^2 = 3(3k^2) となる。
(3k23k^2)は整数となるから、n2n^2は3の倍数である。
よって、命題(A)が**真**であるから、もとの命題も**真**である。
### (2) の問題
(3+23)p(23)q+143=0(3+2\sqrt{3})p - (2-\sqrt{3})q + 1 - 4\sqrt{3} = 0 を整理する。
3p+23p2q+3q+143=03p + 2\sqrt{3}p - 2q + \sqrt{3}q + 1 - 4\sqrt{3} = 0
(3p2q+1)+(2p+q4)3=0(3p - 2q + 1) + (2p + q - 4)\sqrt{3} = 0
ppqqは有理数なので、3p2q+13p - 2q + 12p+q42p + q - 4は有理数である。3\sqrt{3}は無理数なので、
3p2q+1=03p - 2q + 1 = 0 かつ 2p+q4=02p + q - 4 = 0
という連立方程式が得られる。これを解く。
2p+q=42p + q = 4 より、q=42pq = 4 - 2p
これを 3p2q+1=03p - 2q + 1 = 0 に代入すると、
3p2(42p)+1=03p - 2(4 - 2p) + 1 = 0
3p8+4p+1=03p - 8 + 4p + 1 = 0
7p7=07p - 7 = 0
7p=77p = 7
p=1p = 1
q=42p=42(1)=2q = 4 - 2p = 4 - 2(1) = 2
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3. 最終的な答え

(1)
空欄1:対偶
空欄2:3の倍数
空欄3:3の倍数
(ア):3k^2
(イ):3の倍数
最後の空欄:真、真
(2)
p=1p = 1
q=2q = 2

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