与えられた構造物(1)と(2)について、不静定次数を求め、安定構造であるか、不安定構造であるかを判定します。安定構造の場合は静定構造か不静定構造かを判定します。不安定構造の場合は倒壊のイメージを図示します。
2025/7/25
1. 問題の内容
与えられた構造物(1)と(2)について、不静定次数を求め、安定構造であるか、不安定構造であるかを判定します。安定構造の場合は静定構造か不静定構造かを判定します。不安定構造の場合は倒壊のイメージを図示します。
2. 解き方の手順
(1) トラス構造
部材数 、節点数 、支点反力数 を数え、次の式で不静定次数 を求めます。
安定条件は です。
ならば静定構造です。
ならば不静定構造です。
ならば不安定構造です。
* 部材数
* 節点数
* 支点反力数 (ピン支点は2つの反力、ローラー支点は1つの反力)
したがって、1次不静定です。安定構造であり、不静定構造です。
(2) ラーメン構造
部材数 、支点反力数 、節点数 を数え、次の式で不静定次数 を求めます。
今回は簡単のため、ラーメン構造の安定性を部材構成と支持条件から判断します。
* 棒の数は2
* 節点数は2
* 固定端反力数は3、ピン支持の反力数は2
*
したがって、5次不静定です。安定構造であり、不静定構造です。
3. 最終的な答え
(1) 1次不静定、安定構造(不静定構造)
(2) 5次不静定、安定構造(不静定構造)