質量 $2.0 \times 10^{-10} kg$ の雨粒が、$0.14 m/s$ の一定の速度で落下している。雨粒に働く空気の抵抗力の大きさが速さ $v$ に比例し、$kv$ ($k$ は比例定数) で表されるものとして、比例定数 $k$ の値を求める。ただし、重力加速度の大きさは $9.8 m/s^2$ とする。

応用数学力学微分方程式比例
2025/7/26

1. 問題の内容

質量 2.0×1010kg2.0 \times 10^{-10} kg の雨粒が、0.14m/s0.14 m/s の一定の速度で落下している。雨粒に働く空気の抵抗力の大きさが速さ vv に比例し、kvkv (kk は比例定数) で表されるものとして、比例定数 kk の値を求める。ただし、重力加速度の大きさは 9.8m/s29.8 m/s^2 とする。

2. 解き方の手順

雨粒が一定の速度で落下しているということは、雨粒に働く力がつり合っていることを意味する。つまり、重力と空気抵抗が釣り合っている。
重力 FgF_g は、
Fg=mgF_g = mg
ここで、m=2.0×1010kgm = 2.0 \times 10^{-10} kg は雨粒の質量、g=9.8m/s2g = 9.8 m/s^2 は重力加速度である。
空気抵抗 FdF_d は、
Fd=kvF_d = kv
ここで、v=0.14m/sv = 0.14 m/s は雨粒の速度である。
力のつり合いより、Fg=FdF_g = F_d であるから、
mg=kvmg = kv
したがって、kk は、
k=mgv=(2.0×1010kg)(9.8m/s2)0.14m/sk = \frac{mg}{v} = \frac{(2.0 \times 10^{-10} kg)(9.8 m/s^2)}{0.14 m/s}
k=1.96×109kgm/s20.14m/s=14×109kg/s=1.4×108kg/sk = \frac{1.96 \times 10^{-9} kg \cdot m/s^2}{0.14 m/s} = 14 \times 10^{-9} kg/s = 1.4 \times 10^{-8} kg/s

3. 最終的な答え

k=1.4×108kg/sk = 1.4 \times 10^{-8} kg/s

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