つるまきバネの下端に50gのおもりをつるすと全長が22cmになり、80gのおもりをつるすと全長が28cmになった。何もつるさないときのバネの長さと、このバネの弾性定数を求める問題です。

応用数学フックの法則弾性連立方程式物理
2025/7/26

1. 問題の内容

つるまきバネの下端に50gのおもりをつるすと全長が22cmになり、80gのおもりをつるすと全長が28cmになった。何もつるさないときのバネの長さと、このバネの弾性定数を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、バネの自然長をL0L_0、弾性定数をkkとします。フックの法則より、バネの伸びxxは、F=kxF = kxで表されます。ここで、FFはおもりの重力(力)です。
重力FFは質量mmと重力加速度ggを用いて F=mgF=mg と表されます。今回は質量が与えられているので、質量を重力に換算します。
1g=0.001kg1g = 0.001kg、重力加速度をg=9.8m/s2g=9.8m/s^2とすると、重力はF=mgF = mgで計算できます。
しかし、今回は弾性定数を求めることが目的なので、単位はN(ニュートン)でなくても、g重(グラム重)やkg重(キログラム重)で計算しても問題ありません。今回はg重で計算します。
フックの法則は、F=kxF = kxなので、バネの伸びは、x=Fkx = \frac{F}{k}となります。
50gのおもりをつるしたとき、バネの全長は22cmなので、
L0+50k=22L_0 + \frac{50}{k} = 22 ... (1)
80gのおもりをつるしたとき、バネの全長は28cmなので、
L0+80k=28L_0 + \frac{80}{k} = 28 ... (2)
(2) - (1) を計算すると、
80k50k=2822\frac{80}{k} - \frac{50}{k} = 28 - 22
30k=6\frac{30}{k} = 6
k=306=5k = \frac{30}{6} = 5
したがって、弾性定数 k=5k = 5 g重/cmとなります。
この値を(1)式に代入すると、
L0+505=22L_0 + \frac{50}{5} = 22
L0+10=22L_0 + 10 = 22
L0=12L_0 = 12
したがって、バネの自然長は L0=12L_0 = 12 cmとなります。

3. 最終的な答え

バネの長さ:12 cm
弾性定数:5 g重/cm

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