質量がそれぞれ0.2kgと0.3kgの物体AとBが、滑らかな水平面上に軽い糸で繋がれている。物体Aには左向きに1.0Nの力が、物体Bには右向きに1.5Nの力が加わっている。 (1) A, Bはどちら向きにどのような運動をするか。 (2) 糸の張力はいくつか。

応用数学力学運動方程式物理加速度張力
2025/7/26

1. 問題の内容

質量がそれぞれ0.2kgと0.3kgの物体AとBが、滑らかな水平面上に軽い糸で繋がれている。物体Aには左向きに1.0Nの力が、物体Bには右向きに1.5Nの力が加わっている。
(1) A, Bはどちら向きにどのような運動をするか。
(2) 糸の張力はいくつか。

2. 解き方の手順

(1) 物体Aと物体Bを合わせた全体の運動を考えます。全体の質量をmm、加速度をaaとします。
全体の質量はm=0.2+0.3=0.5m = 0.2 + 0.3 = 0.5 kgです。
全体の合力は、1.51.0=0.51.5 - 1.0 = 0.5 N です。
運動方程式 F=maF = ma より、
0.5=0.5×a0.5 = 0.5 \times a
よって、a=1a = 1 m/s2^2 となります。
したがって、AとBは右向きに加速度1 m/s2^2 の等加速度運動をします。
(2) 物体Aに着目して、糸の張力をTTとすると、運動方程式は
T1.0=0.2×aT - 1.0 = 0.2 \times a
T1.0=0.2×1T - 1.0 = 0.2 \times 1
T=1.0+0.2=1.2T = 1.0 + 0.2 = 1.2 N
物体Bに着目して、糸の張力をTTとすると、運動方程式は
1.5T=0.3×a1.5 - T = 0.3 \times a
1.5T=0.3×11.5 - T = 0.3 \times 1
T=1.50.3=1.2T = 1.5 - 0.3 = 1.2 N
どちらの物体に着目しても、糸の張力は1.2Nであることがわかります。

3. 最終的な答え

(1) A, Bは右向きに加速度1 m/s2^2 の等加速度運動をする。
(2) 糸の張力は1.2 N。

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