関数 $y = \frac{3x^2 - 2x + 5}{\sqrt{x}}$ の微分を求めよ。つまり、$\frac{dy}{dx}$ を求めよ。

解析学微分関数の微分べき乗の微分
2025/7/25

1. 問題の内容

関数 y=3x22x+5xy = \frac{3x^2 - 2x + 5}{\sqrt{x}} の微分を求めよ。つまり、dydx\frac{dy}{dx} を求めよ。

2. 解き方の手順

与えられた関数は y=3x22x+5xy = \frac{3x^2 - 2x + 5}{\sqrt{x}} である。これを微分するために、まず各項を xx のべき乗の形で表す。
x=x12\sqrt{x} = x^{\frac{1}{2}} であるから、
y=3x2x122xx12+5x12y = \frac{3x^2}{x^{\frac{1}{2}}} - \frac{2x}{x^{\frac{1}{2}}} + \frac{5}{x^{\frac{1}{2}}}
y=3x2122x112+5x12y = 3x^{2-\frac{1}{2}} - 2x^{1-\frac{1}{2}} + 5x^{-\frac{1}{2}}
y=3x322x12+5x12y = 3x^{\frac{3}{2}} - 2x^{\frac{1}{2}} + 5x^{-\frac{1}{2}}
次に、各項を微分する。べき乗の微分公式 ddx(xn)=nxn1\frac{d}{dx}(x^n) = nx^{n-1} を用いる。
dydx=332x321212x121+5(12)x121\frac{dy}{dx} = 3 \cdot \frac{3}{2}x^{\frac{3}{2}-1} - 2 \cdot \frac{1}{2}x^{\frac{1}{2}-1} + 5 \cdot (-\frac{1}{2})x^{-\frac{1}{2}-1}
dydx=92x12x1252x32\frac{dy}{dx} = \frac{9}{2}x^{\frac{1}{2}} - x^{-\frac{1}{2}} - \frac{5}{2}x^{-\frac{3}{2}}
最後に、dydx\frac{dy}{dx} を整理する。
dydx=92x1x52xx\frac{dy}{dx} = \frac{9}{2}\sqrt{x} - \frac{1}{\sqrt{x}} - \frac{5}{2x\sqrt{x}}
dydx=9x22x52xx\frac{dy}{dx} = \frac{9x^2 - 2x - 5}{2x\sqrt{x}}

3. 最終的な答え

dydx=92x1x52xx=9x22x52xx\frac{dy}{dx} = \frac{9}{2}\sqrt{x} - \frac{1}{\sqrt{x}} - \frac{5}{2x\sqrt{x}} = \frac{9x^2 - 2x - 5}{2x\sqrt{x}}

「解析学」の関連問題

関数 $y = x^3 + x^2$ において、$x$ が $a$ から $b$ まで変化するときの平均変化率を求めよ。

平均変化率関数代数
2025/7/26

関数 $f(x) = x^2 - 7x + 4$ について、$x=3$ における微分係数 $f'(3)$ を、微分係数の定義に従って求める。

微分微分係数関数の微分
2025/7/26

関数 $f(x) = x^2 + 2x + 3$ について、$x$ が $1$ から $4$ まで変化するときの平均変化率を求める問題です。

平均変化率関数二次関数
2025/7/26

関数 $y = 4x - 2$ において、$x$ が $a$ から $b$ まで変化するときの平均変化率を求める問題です。

平均変化率一次関数
2025/7/26

関数 $f(x) = x^2 - 5$ において、$x$の値が $-1$ から $1$ まで変化するときの平均変化率を求める問題です。

平均変化率関数二次関数
2025/7/26

与えられた関数 $y = \frac{(2x+3)^2}{(x-1)^3}$ の導関数 $\frac{dy}{dx}$ を求める問題です。

微分導関数商の微分法則連鎖律
2025/7/26

$\theta$ の関数 $y = \sin 2\theta + \sin \theta + \cos \theta$ について、以下の問いに答えます。 (1) $t = \sin \theta + ...

三角関数関数の合成最大値最小値
2025/7/26

与えられた6つの1階線形常微分方程式を解く問題です。各方程式は以下の通りです。 (a) $y' + y = 2x$ (b) $y' + y = 3\sin(2x)$ (c) $2y' - 3y = 3...

常微分方程式1階線形微分方程式積分因子
2025/7/26

関数 $y = -3^{-x}$ のグラフを描く問題です。

指数関数グラフ漸近線関数の反転
2025/7/26

$y = 3^x$ のグラフを描く問題です。

指数関数グラフ漸近線
2025/7/26