三角形ABCの内部にある点Pについて、以下の式が成り立っている。 $4\overrightarrow{PA} + 5\overrightarrow{PB} + 6\overrightarrow{PC} = \overrightarrow{0}$ (1) 直線CPと辺ABとの交点をDとするとき、CP:PD および AD:DB を最も簡単な整数比で表す。 (2) 点Dを通り辺ACに平行な直線が辺BCと交わる点をEとし、線分PBと交わる点をFとする。三角形ABCの面積をSとするとき、三角形BDFの面積をSを用いて表す。
2025/7/26
1. 問題の内容
三角形ABCの内部にある点Pについて、以下の式が成り立っている。
(1) 直線CPと辺ABとの交点をDとするとき、CP:PD および AD:DB を最も簡単な整数比で表す。
(2) 点Dを通り辺ACに平行な直線が辺BCと交わる点をEとし、線分PBと交わる点をFとする。三角形ABCの面積をSとするとき、三角形BDFの面積をSを用いて表す。
2. 解き方の手順
(1)
まず、 より、となる。
, を代入する。
点Dは直線CP上にあるので、と表せる。
点Dは直線AB上にあるので、
よって、,
また、点Dは線分AB上にあるので、
したがって、
(2)
点Dを通り辺ACに平行な直線が辺BCと交わる点をEとする。
点Eは直線DE上にあるので と表せる。
とすると、
と比べて、
よって、
点Fは線分PB上にあるので、面積比を求めるために、メネラウスの定理を用いる。
三角形CBEにおいて、直線PFDについて考える。
よって、
三角形BDEの面積は、で計算できる。
三角形BDFの面積は、で計算できる。
3. 最終的な答え
(1) CP:PD = 3:2, AD:DB = 5:4
(2) 三角形BDFの面積 =