1. 問題の内容
不等式 を解く問題です。
2. 解き方の手順
まず、与えられた不等式を整理します。
が正か負かで場合分けが必要ですが、両辺に を掛けることで場合分けを回避できます。 は常に正であるため、不等号の向きは変わりません。ただし、 は となり、分母が0になるため除外する必要があります。
両辺に を掛けると
不等式の解を求めるために、 となる の値を求めます。
これらの値を境界として、数直線をいくつかの区間に分割し、各区間で の符号を調べます。
- のとき、各因数の符号は , , となり、積は負になります。
- のとき、各因数の符号は , , となり、積は正になります。
- のとき、各因数の符号は , , となり、積は負になります。
- のとき、各因数の符号は , , となり、積は正になります。
したがって、 を満たす の範囲は または です。ただし、 のとき元の不等式の分母が0になるので、 は解に含まれません。