直線 $l: y = \frac{3}{4}x + 3$ と直線 $m: y = -x + 6$ のグラフが与えられています。直線 $l$ と $y$軸の交点、直線 $l$ と直線 $m$ の交点、直線 $m$ と $x$軸の交点をそれぞれB, A, Cとするとき、以下の問いに答えます。 (1) 直線$l$の$y$切片を求めなさい。 (2) 点Aを通り、三角形ABCの面積を2等分する直線の式を求めなさい。

代数学一次関数グラフ方程式連立方程式切片面積料金水槽
2025/7/26
## 問題の解答
**

4. (1次関数のグラフと方程式)**

1. 問題の内容

直線 l:y=34x+3l: y = \frac{3}{4}x + 3 と直線 m:y=x+6m: y = -x + 6 のグラフが与えられています。直線 llyy軸の交点、直線 ll と直線 mm の交点、直線 mmxx軸の交点をそれぞれB, A, Cとするとき、以下の問いに答えます。
(1) 直線llyy切片を求めなさい。
(2) 点Aを通り、三角形ABCの面積を2等分する直線の式を求めなさい。

2. 解き方の手順

(1) 直線llyy切片は、x=0x=0のときのyyの値です。
y=340+3=3y = \frac{3}{4} \cdot 0 + 3 = 3
(2) まず、点A, B, Cの座標を求めます。
* 点Aは直線llと直線mmの交点なので、連立方程式を解きます。
34x+3=x+6\frac{3}{4}x + 3 = -x + 6
74x=3\frac{7}{4}x = 3
x=127x = \frac{12}{7}
y=127+6=307y = -\frac{12}{7} + 6 = \frac{30}{7}
よって、A(127,307)A(\frac{12}{7}, \frac{30}{7})
* 点Bは直線llxx軸の交点なので、y=0y=0を代入します。
0=34x+30 = \frac{3}{4}x + 3
34x=3\frac{3}{4}x = -3
x=4x = -4
よって、B(4,0)B(-4, 0)
* 点Cは直線mmxx軸の交点なので、y=0y=0を代入します。
0=x+60 = -x + 6
x=6x = 6
よって、C(6,0)C(6, 0)
三角形ABCの面積を2等分する直線は、辺BCの中点を通ります。
BCの中点をMとすると、Mの座標は、
M=(4+62,0+02)=(1,0)M = (\frac{-4+6}{2}, \frac{0+0}{2}) = (1, 0)
求める直線は、点A(127,307)(\frac{12}{7}, \frac{30}{7})と点M(1,0)(1, 0)を通る直線です。
傾きをaaとすると、
a=30701271=30757=6a = \frac{\frac{30}{7} - 0}{\frac{12}{7} - 1} = \frac{\frac{30}{7}}{\frac{5}{7}} = 6
よって、y=6(x1)=6x6y = 6(x - 1) = 6x - 6

3. 最終的な答え

(1) 3
(2) y=6x6y = 6x - 6
**

5. (1次関数の利用 料金の問題)**

1. 問題の内容

ある電話会社の料金プランにおいて、基本使用料は1100円、通話料は90分まで無料、90分を超えた分は1分あたり25円です。
(1) 1か月に100分通話したときの電話料金を求めなさい。
(2) 1か月にxx分通話したときの電話料金をyy円とするとき、x90x \geq 90 のときの xxyy の関係を式で表しなさい。

2. 解き方の手順

(1) 100分通話しているので、90分を超えた分は10分です。
超過分の料金は、10分 * 25円/分 = 250円
電話料金 = 基本使用料 + 超過分の料金 = 1100円 + 250円 = 1350円
(2) xx分通話したとき、x90x \geq 90 なので、超過分の時間はx90x - 90分です。
超過分の料金は、(x90)25(x - 90) \cdot 25
よって、y=1100+25(x90)=1100+25x2250=25x1150y = 1100 + 25(x - 90) = 1100 + 25x - 2250 = 25x - 1150

3. 最終的な答え

(1) 1350円
(2) y=25x1150y = 25x - 1150
**

6. (1次関数の利用 水そうの問題)**

1. 問題の内容

水が入った直方体の水槽Aがあり、一定の割合で水を排出します。水槽Aの水の高さは、排水を始めてから20分後に0 cmになります。
水槽Bは空で、給水管から毎分5cmずつ水が増えます。水槽Aから排水を始めて4分後に水槽Bへの給水を始めました。
水槽Aから排水を始めて4分後から20分後までの間で、2つの水槽の底から水面までの高さが等しくなるのは、水槽Aから排水を始めてから何分後かを求める過程を説明します。

2. 解き方の手順

(1) 水槽Aの水の高さは、最初は60cmで、20分後に0cmになるので、毎分60/20 = 3cmずつ減ります。
したがって、水槽Aから排水を始めてxx分後の水の高さyAy_Aは、yA=3x+60y_A = -3x + 60 で表されます。
(2) 水槽Bへの給水を始めたのは、水槽Aから排水を始めて4分後なので、それ以降の時間をtt分とします。
このとき、水槽Bの水の高さyBy_Bは、yB=5ty_B = 5t で表されます。
水槽Aから排水を始めて4分後の水槽Bへの給水を開始したことを考慮すると、水槽Aから排水を始めてxx分後の水の高さyAy_Aは、
yA=3x+60y_A = -3x + 60 (ただし、4x204 \leq x \leq 20)
水槽Bへの給水開始後tt分後の水槽Bの水の高さyBy_Bは、yB=5ty_B = 5t.
t=x4t = x - 4 なので、yB=5(x4)=5x20y_B = 5(x-4) = 5x - 20
2つの水槽の高さが等しくなるとき、yA=yBy_A = y_B なので、
3x+60=5x20-3x + 60 = 5x - 20
8x=808x = 80
x=10x = 10
したがって、水槽Aから排水を始めて10分後に、2つの水槽の水の高さが等しくなります。

3. 最終的な答え

水槽Aから水を排出し始めてから10分後

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