まず、不等式の右辺を0にします。
x−12−x≥0 次に、左辺を整理して一つの分数にします。
x−12−x(x−1)≥0 x−12−x2+x≥0 x−1−x2+x+2≥0 分母の符号を変えずに分子の符号を変えるために、分子に-1をかけます。不等号の向きも変わります。
x−1x2−x−2≤0 分子を因数分解します。
x−1(x−2)(x+1)≤0 次に、この不等式の解を求めます。
x−2=0 より x=2 x+1=0 より x=−1 x−1=0 より x=1 これらの値 x=−1,1,2 を数直線上に配置し、それぞれの区間で不等号が成り立つかどうかを調べます。 - x<−1 のとき、x−1(x−2)(x+1) は (−)(−)(−) なので、負となり、x−1(x−2)(x+1)≤0 を満たします。 - −1<x<1 のとき、x−1(x−2)(x+1) は (−)(−)(+) なので、正となり、x−1(x−2)(x+1)≤0 を満たしません。 - 1<x<2 のとき、x−1(x−2)(x+1) は (+)(−)(+) なので、負となり、x−1(x−2)(x+1)≤0 を満たします。 - x>2 のとき、x−1(x−2)(x+1) は (+)(+)(+) なので、正となり、x−1(x−2)(x+1)≤0 を満たしません。 不等式 x−1(x−2)(x+1)≤0 の解は、x=−1 および x=2 を含み、x=1 を含みません。 したがって、解は x≤−1 または 1<x≤2 となります。