関数 $y = x(\log x)^2$ を微分せよ。

解析学微分対数関数合成関数の微分積の微分
2025/7/26

1. 問題の内容

関数 y=x(logx)2y = x(\log x)^2 を微分せよ。

2. 解き方の手順

積の微分法と合成関数の微分法を使う。
積の微分法は (uv)=uv+uv(uv)' = u'v + uv'
合成関数の微分法は ddxf(g(x))=f(g(x))g(x)\frac{d}{dx}f(g(x)) = f'(g(x))g'(x)
まず、u=xu = x, v=(logx)2v = (\log x)^2 とおく。
すると、u=1u' = 1
v=(logx)2v = (\log x)^2 に対して、合成関数の微分法を適用する。
f(x)=x2f(x) = x^2, g(x)=logxg(x) = \log x とおくと、v=f(g(x))v = f(g(x))
f(x)=2xf'(x) = 2x, g(x)=1xg'(x) = \frac{1}{x}
よって、v=f(g(x))g(x)=2(logx)1x=2logxxv' = f'(g(x))g'(x) = 2(\log x) \cdot \frac{1}{x} = \frac{2\log x}{x}
したがって、y=uv+uv=1(logx)2+x2logxx=(logx)2+2logxy' = u'v + uv' = 1 \cdot (\log x)^2 + x \cdot \frac{2\log x}{x} = (\log x)^2 + 2\log x

3. 最終的な答え

(logx)2+2logx(\log x)^2 + 2\log x

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