因数定理を用いて、$3x^3 + 4x^2 - 13x + 6$ を因数分解する問題です。因数分解の結果は$(x - \text{ク})(x + \text{ケ})(3x - \text{コ})$ の形になることがわかっています。

代数学因数分解因数定理多項式
2025/4/4

1. 問題の内容

因数定理を用いて、3x3+4x213x+63x^3 + 4x^2 - 13x + 6 を因数分解する問題です。因数分解の結果は(x)(x+)(3x)(x - \text{ク})(x + \text{ケ})(3x - \text{コ}) の形になることがわかっています。

2. 解き方の手順

まず、因数定理を用いて、3x3+4x213x+6=03x^3 + 4x^2 - 13x + 6 = 0 となるような xx の値をいくつか見つけます。
係数が整数なので、xx の候補は定数項6の約数(±1,±2,±3,±6\pm 1, \pm 2, \pm 3, \pm 6)のいずれか、もしくはそれらの分数の形(定数項の約数/最高次の係数の約数)となります。
x=1x=1 を代入すると、3(1)3+4(1)213(1)+6=3+413+6=03(1)^3 + 4(1)^2 - 13(1) + 6 = 3 + 4 - 13 + 6 = 0 となるため、x1x-1 は因数であることがわかります。
次に、3x3+4x213x+63x^3 + 4x^2 - 13x + 6x1x-1 で割ります。(組み立て除法または筆算を使用します。)
組み立て除法を使うと以下のようになります。
```
1 | 3 4 -13 6
| 3 7 -6
----------------
3 7 -6 0
```
よって、商は 3x2+7x63x^2 + 7x - 6 となります。したがって、
3x3+4x213x+6=(x1)(3x2+7x6)3x^3 + 4x^2 - 13x + 6 = (x - 1)(3x^2 + 7x - 6)
となります。
次に、3x2+7x63x^2 + 7x - 6 を因数分解します。
3x2+7x6=(x+3)(3x2)3x^2 + 7x - 6 = (x+3)(3x-2)
したがって、
3x3+4x213x+6=(x1)(x+3)(3x2)3x^3 + 4x^2 - 13x + 6 = (x - 1)(x + 3)(3x - 2)
となります。

3. 最終的な答え

(x1)(x+3)(3x2)(x - 1)(x + 3)(3x - 2) なので、
ク = 1
ケ = 3
コ = 2
となります。

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