与えられた微分方程式の一般解を求める問題です。具体的には、以下の微分方程式の一般解を求める必要があります。 (a) $y'' - 3y' - y = 0$ (b) $3y'' + 2y' - y = 0$ (c) $\frac{1}{2}y'' + 3y' - y = 0$

解析学微分方程式線形微分方程式特性方程式一般解
2025/7/26

1. 問題の内容

与えられた微分方程式の一般解を求める問題です。具体的には、以下の微分方程式の一般解を求める必要があります。
(a) y3yy=0y'' - 3y' - y = 0
(b) 3y+2yy=03y'' + 2y' - y = 0
(c) 12y+3yy=0\frac{1}{2}y'' + 3y' - y = 0

2. 解き方の手順

これらの微分方程式はすべて定数係数の線形同次微分方程式であるため、特性方程式を解くことで一般解を求めることができます。
(a) y3yy=0y'' - 3y' - y = 0の場合:
特性方程式はr23r1=0r^2 - 3r - 1 = 0です。この方程式の解は、解の公式よりr=3±9+42=3±132r = \frac{3 \pm \sqrt{9 + 4}}{2} = \frac{3 \pm \sqrt{13}}{2}となります。したがって、一般解はy=C1e3+132x+C2e3132xy = C_1 e^{\frac{3 + \sqrt{13}}{2}x} + C_2 e^{\frac{3 - \sqrt{13}}{2}x}となります。
(b) 3y+2yy=03y'' + 2y' - y = 0の場合:
特性方程式は3r2+2r1=03r^2 + 2r - 1 = 0です。因数分解すると(3r1)(r+1)=0(3r - 1)(r + 1) = 0となるので、解はr=13,1r = \frac{1}{3}, -1となります。したがって、一般解はy=C1e13x+C2exy = C_1 e^{\frac{1}{3}x} + C_2 e^{-x}となります。
(c) 12y+3yy=0\frac{1}{2}y'' + 3y' - y = 0の場合:
特性方程式は12r2+3r1=0\frac{1}{2}r^2 + 3r - 1 = 0、すなわちr2+6r2=0r^2 + 6r - 2 = 0です。この方程式の解は、解の公式よりr=6±36+82=6±442=3±11r = \frac{-6 \pm \sqrt{36 + 8}}{2} = \frac{-6 \pm \sqrt{44}}{2} = -3 \pm \sqrt{11}となります。したがって、一般解はy=C1e(3+11)x+C2e(311)xy = C_1 e^{(-3 + \sqrt{11})x} + C_2 e^{(-3 - \sqrt{11})x}となります。

3. 最終的な答え

(a) y=C1e3+132x+C2e3132xy = C_1 e^{\frac{3 + \sqrt{13}}{2}x} + C_2 e^{\frac{3 - \sqrt{13}}{2}x}
(b) y=C1e13x+C2exy = C_1 e^{\frac{1}{3}x} + C_2 e^{-x}
(c) y=C1e(3+11)x+C2e(311)xy = C_1 e^{(-3 + \sqrt{11})x} + C_2 e^{(-3 - \sqrt{11})x}

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