1年生から3年生までの合計人数が43人であり、1年生の人数は3年生の1.5倍である。また、2年生の人数は1年生より少なく、3年生より多い。このとき、2年生の人数を求める。

代数学方程式連立方程式不等式文章問題
2025/7/26

1. 問題の内容

1年生から3年生までの合計人数が43人であり、1年生の人数は3年生の1.5倍である。また、2年生の人数は1年生より少なく、3年生より多い。このとき、2年生の人数を求める。

2. 解き方の手順

まず、各学年の人数を文字で表す。
1年生の人数をxx、2年生の人数をyy、3年生の人数をzzとする。
問題文から、以下の3つの式が得られる。
x+y+z=43x + y + z = 43
x=1.5zx = 1.5z
z<y<xz < y < x
2番目の式より、x=32zx = \frac{3}{2}zである。これを1番目の式に代入する。
32z+y+z=43\frac{3}{2}z + y + z = 43
y+52z=43y + \frac{5}{2}z = 43
y=4352zy = 43 - \frac{5}{2}z
3番目の式より、z<y<xz < y < xである。x=32zx = \frac{3}{2}zy=4352zy = 43 - \frac{5}{2}zを代入する。
z<4352z<32zz < 43 - \frac{5}{2}z < \frac{3}{2}z
まず、z<4352zz < 43 - \frac{5}{2}zを解く。
z<4352zz < 43 - \frac{5}{2}z
72z<43\frac{7}{2}z < 43
z<86712.29z < \frac{86}{7} \approx 12.29
次に、4352z<32z43 - \frac{5}{2}z < \frac{3}{2}zを解く。
43<82z43 < \frac{8}{2}z
43<4z43 < 4z
z>434=10.75z > \frac{43}{4} = 10.75
よって、10.75<z<12.2910.75 < z < 12.29となる。人数は整数なので、z=11z = 11またはz=12z = 12となる。
z=11z=11の場合、
x=32×11=16.5x = \frac{3}{2} \times 11 = 16.5となる。人数は整数なので不適。
z=12z=12の場合、
x=32×12=18x = \frac{3}{2} \times 12 = 18となる。
y=4352×12=4330=13y = 43 - \frac{5}{2} \times 12 = 43 - 30 = 13となる。
z<y<xz < y < xを満たしているか確認する。
12<13<1812 < 13 < 18を満たしている。
x+y+z=18+13+12=43x + y + z = 18 + 13 + 12 = 43も満たしている。

3. 最終的な答え

2年生の人数は13人です。

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