デカルトの符号法則を用いて、正の解の個数を調べます。
与えられた多項式 f(x)=3x4−4x3−12x2+5 の係数の符号の変化を調べます。 係数は 3,−4,−12,5 であり、符号の変化は、 −4→−12: 変化なし したがって、符号の変化は2回あります。
デカルトの符号法則によれば、正の解の個数は符号の変化の回数(この場合2回)に等しいか、または符号の変化の回数から偶数を引いた数になります。
したがって、正の解の個数は2個または0個です。
次に、xが十分大きいとき、3x4が支配的になるので、f(x)は正の値をとることがわかります。 また、f(0)=5>0です。 f(1)=3−4−12+5=−8<0 f(2)=3(16)−4(8)−12(4)+5=48−32−48+5=−27<0 f(3)=3(81)−4(27)−12(9)+5=243−108−108+5=32>0 したがって、中間値の定理より、区間(0,1)と(2,3)にそれぞれ少なくとも1つずつ解が存在します。 よって、f(x)=0 は少なくとも2つの正の解を持つことがわかります。 したがって、正の解の個数は2個です。