点Oが三角形ABCの外心であるとき、$\angle BAC = 70^\circ$、$\angle ABO = 50^\circ$ のとき、$\angle P$ を求めなさい。ここで、Pは線分AOを延長した直線と辺BCの交点である。

幾何学外心三角形角度中心角の定理二等辺三角形
2025/7/26

1. 問題の内容

点Oが三角形ABCの外心であるとき、BAC=70\angle BAC = 70^\circABO=50\angle ABO = 50^\circ のとき、P\angle P を求めなさい。ここで、Pは線分AOを延長した直線と辺BCの交点である。

2. 解き方の手順

まず、三角形ABCにおいて、BAC=70\angle BAC = 70^\circ であることから、BOC=2×BAC=2×70=140\angle BOC = 2 \times \angle BAC = 2 \times 70^\circ = 140^\circ であることがわかります (外心における中心角の定理)。
次に、三角形ABOにおいて、AO = BO (外心の性質) より、三角形ABOは二等辺三角形です。したがって、BAO=ABO=50\angle BAO = \angle ABO = 50^\circ
したがって、OAC=BACBAO=7050=20\angle OAC = \angle BAC - \angle BAO = 70^\circ - 50^\circ = 20^\circ
ここで、三角形OBCに着目すると、OB = OC (外心の性質) より、三角形OBCは二等辺三角形です。
よって、OBC=OCB\angle OBC = \angle OCB です。
OBC+OCB+BOC=180\angle OBC + \angle OCB + \angle BOC = 180^\circ より、
2OBC=180BOC=180140=402\angle OBC = 180^\circ - \angle BOC = 180^\circ - 140^\circ = 40^\circ
OBC=20\angle OBC = 20^\circ
したがって、OCB=20\angle OCB = 20^\circ
ここで、P=OCP\angle P = \angle OCP ですから、P=20\angle P = 20^\circ

3. 最終的な答え

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