1. 問題の内容
三角形ABCにおいて、点Iは内心であり、角BAC = 70度、角IBA = 32度である。このとき、角Pの大きさを求める問題。
2. 解き方の手順
内心の性質から、BIは角Bの二等分線である。したがって、角ABCは角IBAの2倍である。
三角形の内角の和は180度なので、角ACBは次のように求められる。
点Iは内心なので、CIは角Cの二等分線である。したがって、角ICBは角ACBの半分である。
角IBCは角IBAと同じなので32度である。したがって、角BICは次のように求められる。
角BPCは円周角であり、角BICは中心角なので、角BPCは角BICの半分である。
しかし、問題文には円に関する記述が無いため、角BICが中心角であると断定することは出来ない。
内心の性質より、点Iは三角形ABCのすべての内角の二等分線の交点である。また点Pは辺BC上にあり、BP=PCを満たすとは限らないので、
角Pを求めることは不可能である。
内接円の接点の性質を利用すると解くことができる。
点Iから各辺に下ろした垂線の足が内接円と各辺の接点となる。辺BCとの接点をPとすると、角IPB=90°となる。
よって、角IBP=32°であるから、角BIP=180°-32°-90°=58°。
さらに、角ICB=23°なので、三角形PCIにおいて、角CIP=180°-90°-23°=67°。
したがって、角BIP+角CIP=角BIC=58°+67°=125°となる。
3. 最終的な答え
角Pを求めることはできない。