点 O(0,0,0), A(1,-1,2), B(1,1,2), C(-1,2,0) が与えられている。点 O から3点A, B, Cを含む平面に下ろした垂線の足 H の座標を求めよ。

幾何学空間ベクトル平面の方程式垂線の足内積
2025/7/27

1. 問題の内容

点 O(0,0,0), A(1,-1,2), B(1,1,2), C(-1,2,0) が与えられている。点 O から3点A, B, Cを含む平面に下ろした垂線の足 H の座標を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、平面ABCの方程式を求める。平面上の任意の点P(x,y,z)に対して、ベクトルAP, AB, AC が同一平面上にあるとき、
AP=sAB+tAC AP = sAB + tAC
となる実数 s, t が存在する。
ここで、AP=(x1,y+1,z2)AP = (x-1, y+1, z-2), AB=(0,2,0)AB = (0, 2, 0), AC=(2,3,2)AC = (-2, 3, -2) であるから、
(x1,y+1,z2)=s(0,2,0)+t(2,3,2)=(2t,2s+3t,2t) (x-1, y+1, z-2) = s(0, 2, 0) + t(-2, 3, -2) = (-2t, 2s+3t, -2t)
したがって、
x1=2t x-1 = -2t
y+1=2s+3t y+1 = 2s+3t
z2=2t z-2 = -2t
より、
t=1x2 t = \frac{1-x}{2}
t=2z2 t = \frac{2-z}{2}
であるから、1x=2z1-x = 2-z より、xz+1=0x-z+1 = 0
よって平面ABCの方程式は xz+1=0x-z+1=0 である。
次に、原点Oから平面ABCに下ろした垂線の足Hの座標を求める。
直線OH は平面ABCに垂直であるから、その方向ベクトルは平面ABCの法線ベクトルに平行である。平面ABCの法線ベクトルは (1,0,-1) であるから、直線OH の方程式は、
(x,y,z)=k(1,0,1)=(k,0,k) (x, y, z) = k(1, 0, -1) = (k, 0, -k)
と表せる。H は平面ABC上にあるから、Hの座標 (k, 0, -k) は平面ABCの方程式を満たす。
k(k)+1=0 k - (-k) + 1 = 0
2k+1=0 2k + 1 = 0
k=12 k = -\frac{1}{2}
したがって、H の座標は (12,0,12)(-\frac{1}{2}, 0, \frac{1}{2}) となる。

3. 最終的な答え

Hの座標は (12,0,12)(-\frac{1}{2}, 0, \frac{1}{2})

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