この極限を求めるためには、ロピタルの定理を繰り返し適用するか、またはマクローリン展開を使用します。ここではマクローリン展開を用いて解きます。
cosxとsinxのマクローリン展開は以下の通りです。 cosx=1−2!x2+4!x4−6!x6+… sinx=x−3!x3+5!x5−… これらの展開式を用いて、与えられた式を変形します。
まず、分子を変形します。
1−2x2−cosx=1−2x2−(1−2!x2+4!x4−6!x6+…)=−4!x4+6!x6−… 次に、分母を変形します。
sin4x=(x−3!x3+5!x5−…)4=x4(1−3!x2+5!x4−…)4 したがって、与えられた極限は以下のようになります。
limx→0x4(1−3!x2+5!x4−…)4−4!x4+6!x6−…=limx→0(1−3!x2+5!x4−…)4−4!1+6!x2−… x→0のとき、x2,x4,…は0に近づくので、 limx→0(1−3!x2+5!x4−…)4−4!1+6!x2−…=14−4!1=−241