三角形ABCの辺の長さがそれぞれAB = $x$, BC = $x+12$, CA = $6x$であるとき、$x$のとり得る値の範囲を求める。

幾何学三角形辺の長さ不等式三角不等式
2025/7/27

1. 問題の内容

三角形ABCの辺の長さがそれぞれAB = xx, BC = x+12x+12, CA = 6x6xであるとき、xxのとり得る値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

三角形が成立するための条件は、任意の2辺の長さの和が残りの1辺の長さよりも大きいことである。したがって、以下の3つの不等式が成り立つ必要がある。
(1) x+(x+12)>6xx + (x + 12) > 6x
(2) x+6x>x+12x + 6x > x + 12
(3) (x+12)+6x>x(x + 12) + 6x > x
それぞれの不等式を解く。
(1)
x+x+12>6xx + x + 12 > 6x
2x+12>6x2x + 12 > 6x
12>4x12 > 4x
x<3x < 3
(2)
x+6x>x+12x + 6x > x + 12
7x>x+127x > x + 12
6x>126x > 12
x>2x > 2
(3)
x+12+6x>xx + 12 + 6x > x
7x+12>x7x + 12 > x
6x>126x > -12
x>2x > -2
また、三角形の辺の長さは正である必要があるため、x>0x > 0, x+12>0x + 12 > 0, 6x>06x > 0でなければならない。これらから、x>0x > 0
したがって、xxの範囲は、
x<3x < 3, x>2x > 2, x>0x > 0
この3つの条件を全て満たすのは、2<x<32 < x < 3

3. 最終的な答え

2<x<32 < x < 3

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