2つの放物線 $y = 2x^2 - (k+6)x + k^2 - 4$ と $y = x^2 - 5x + 1$ の共有点がちょうど1個となるような定数 $k$ の値を求めます。

代数学二次関数放物線共有点判別式二次方程式
2025/7/27

1. 問題の内容

2つの放物線 y=2x2(k+6)x+k24y = 2x^2 - (k+6)x + k^2 - 4y=x25x+1y = x^2 - 5x + 1 の共有点がちょうど1個となるような定数 kk の値を求めます。

2. 解き方の手順

2つの放物線の共有点を求めるには、それぞれの yy の値を等しいとおいて、xx に関する方程式を立てます。
2x2(k+6)x+k24=x25x+12x^2 - (k+6)x + k^2 - 4 = x^2 - 5x + 1
これを整理して、xx に関する2次方程式を作ります。
x2(k+1)x+k25=0x^2 - (k+1)x + k^2 - 5 = 0
2つの放物線の共有点がちょうど1個であるということは、この2次方程式が重解を持つということです。したがって、この2次方程式の判別式 DD が0となれば良いです。
D=(k+1)24(k25)=0D = (k+1)^2 - 4(k^2 - 5) = 0
これを展開し、整理して kk に関する2次方程式を得ます。
k2+2k+14k2+20=0k^2 + 2k + 1 - 4k^2 + 20 = 0
3k2+2k+21=0-3k^2 + 2k + 21 = 0
3k22k21=03k^2 - 2k - 21 = 0
この2次方程式を解きます。因数分解を使うと、
(3k+7)(k3)=0(3k + 7)(k - 3) = 0
したがって、kk の値は k=3k = 3 または k=73k = -\frac{7}{3} となります。

3. 最終的な答え

k=3,73k = 3, -\frac{7}{3}

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