2直線 $3x+4y=7$ と $12x-5y=7$ が作る鋭角の二等分線の方程式を求める問題です。

幾何学直線角度二等分線距離の公式
2025/7/27

1. 問題の内容

2直線 3x+4y=73x+4y=712x5y=712x-5y=7 が作る鋭角の二等分線の方程式を求める問題です。

2. 解き方の手順

2直線のなす角の二等分線上の点は、2直線からの距離が等しいという性質を利用します。
まず、2直線の方程式を一般形 ax+by+c=0ax+by+c=0 の形にします。
3x+4y7=03x + 4y - 7 = 0
12x5y7=012x - 5y - 7 = 0
次に、点 (x,y)(x, y) から直線 ax+by+c=0ax+by+c=0 までの距離 dd は、以下の式で表されます。
d=ax+by+ca2+b2d = \frac{|ax+by+c|}{\sqrt{a^2+b^2}}
二等分線上の点 (x,y)(x, y) から2直線までの距離が等しいので、
3x+4y732+42=12x5y7122+(5)2\frac{|3x+4y-7|}{\sqrt{3^2+4^2}} = \frac{|12x-5y-7|}{\sqrt{12^2+(-5)^2}}
3x+4y79+16=12x5y7144+25\frac{|3x+4y-7|}{\sqrt{9+16}} = \frac{|12x-5y-7|}{\sqrt{144+25}}
3x+4y725=12x5y7169\frac{|3x+4y-7|}{\sqrt{25}} = \frac{|12x-5y-7|}{\sqrt{169}}
3x+4y75=12x5y713\frac{|3x+4y-7|}{5} = \frac{|12x-5y-7|}{13}
133x+4y7=512x5y713|3x+4y-7| = 5|12x-5y-7|
絶対値を外すと、次の2つの式が得られます。
13(3x+4y7)=5(12x5y7)13(3x+4y-7) = 5(12x-5y-7) または 13(3x+4y7)=5(12x5y7)13(3x+4y-7) = -5(12x-5y-7)
それぞれ計算します。
場合1: 13(3x+4y7)=5(12x5y7)13(3x+4y-7) = 5(12x-5y-7)
39x+52y91=60x25y3539x + 52y - 91 = 60x - 25y - 35
0=21x77y+560 = 21x - 77y + 56
21x77y+56=021x - 77y + 56 = 0
3x11y+8=03x - 11y + 8 = 0
場合2: 13(3x+4y7)=5(12x5y7)13(3x+4y-7) = -5(12x-5y-7)
39x+52y91=60x+25y+3539x + 52y - 91 = -60x + 25y + 35
99x+27y126=099x + 27y - 126 = 0
11x+3y14=011x + 3y - 14 = 0
ここで、どちらが鋭角の二等分線であるかを判断します。
2直線の傾きを求めます。
3x+4y=7    y=34x+743x + 4y = 7 \implies y = -\frac{3}{4}x + \frac{7}{4}
12x5y=7    y=125x7512x - 5y = 7 \implies y = \frac{12}{5}x - \frac{7}{5}
傾きが負の直線と正の直線が交わっているので、鋭角の二等分線は傾きが正の方です。
3x11y+8=0    y=311x+8113x-11y+8=0 \implies y=\frac{3}{11}x + \frac{8}{11}
11x+3y14=0    y=113x+14311x+3y-14=0 \implies y=-\frac{11}{3}x + \frac{14}{3}
したがって3x11y+8=03x-11y+8=0が鋭角の二等分線です。

3. 最終的な答え

3x11y+8=03x - 11y + 8 = 0

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